故人の好きな言葉刻む 洋型墓石が人気
「絆(きずな)」「愛」「ふるさと」――。家名よりも大きな文字が刻まれた横長の「洋型墓石」が、人気を集めている。一般的な縦長の「和型」と違い、故人の好きな言葉や絵柄などをデザインしているのが特徴。また、阪神大震災では和型墓石の倒壊が相次いだため、神戸市内では、安定性の高い洋型が新規の3割近くまで増えてきた墓地もある。
全国の石材店でつくる「全国優良石材店の会(全優石)」によると、洋型墓石は関西より関東で人気という。今年の調査(3~5月)では、県内の新規の洋型墓石の割合は12%で、全国平均の43%を下回るものの、増加傾向にあるという。
神戸市北区の光明寺墓地公園(約8・6ヘクタール、約1050基)では、新規に占める洋型の割合が、5年前は全体の8%しかなかったが、今年の7月現在、31%に上昇。人気を反映して同公園は、今月から販売する新区画の半分を洋型墓地専用に変更した。
公園内の洋型墓石には、文字以外にバラの花やハトの彫刻をあしらったデザインもある。また、セラミック製の墓もあり、遺族が描いた絵や故人の写真をフルカラーで印刷している。
全優石は「お墓の役目が変化してきている。自分が生きた証しや、亡くなった人とのつながりを求める場になっている」と指摘。同公園の広報担当者は「核家族化が進み、お墓を自分自身や子どもの世代までしか入らないものと考える人が増えた。個性を求める人も多く、ガラス製など新しい墓も出ている」と話している。
(2009年9月25日 読売新聞)



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