組み立て墓:部材細分化、来月から発売
第一石材沖縄(浦添市、伊芸孝社長)は6月から、部材を小型に細分化した、御影(みかげ)石造りの組み立て式墓の販売を始める。御影石の部材は重いため、細道や奥地にある墓を建て替え・新設する場合、ユニックやクレーンなどの重機の使用が必要になり、沿道より費用が高くなる。今回開発した墓は、個々の部材を成人男性2人が手持ちで運べる重量にまで細分化することで、重機を使う必要がなくなり、奥地でも低コストで建設できると同社は強調している。
墓は、まず骨組みとなる部材を現場に運搬し、その上や横に細い柱状の部材を一本ずつ接合して造る仕組み。通常の組み立て式の墓は屋根などが板状の石材でできており、人間の手で運べない重量だが、この手法だとすべての部材を手持ちで運べる。
第一石材沖縄はこれまで、奥地にある古い墓を総御影石造りで建て替えたいとの要望を何件も受けたが、見積もりを出すと費用が高く、あきらめる顧客が多かった。
奥地での建設は手間も掛かるため、受注を避けたがる同業他社が多いことにも着目。「奥地に低コストで墓を建設できれば、顧客の要望がかなう。沿道の墓建設で他社と激しい受注競争をしなくて済む」と考え、この手法を思い付いた。
技術は伊芸社長が理事を務める「県墓地調査移転整備協同組合」で特許申請した。組合員が共同使用することで部品を大量発注でき、さらなるコスト削減につながるとみている。
(2009年5月6日 琉球新報)



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