祭壇に遺影なく たまゆら火災 墨田区合同葬



 十人が犠牲になった群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」の火災で、東京都墨田区からの入居者を弔う合同葬儀が二十日、練馬区の江古田斎場であった。山崎昇・墨田区長ら約三十人が参列し、五人の冥福を祈った。

 無縁仏などを弔う社会福祉法人「東京福祉会」が主催。同区の犠牲者は六人で、遺族の希望で一人が参加を辞退した。

 区議会正副議長や東京都生活福祉部長などが出席したが、故人の生前を知る参列者はおらず、祭壇には遺影も飾られなかった。山崎区長は「(たまゆらのような無届け施設の利用について)きちんと制度設計すべきだ。国や自治体が連携して指導、監督、財政支援を併せてやらないといけない」と発言。区民が入居する無届け施設八カ所で安全確認の実態調査を始めることを明らかにした。

 死亡した六人のうち、三人の遺骨は遺族が引き取り、三人は無縁仏として同斎場の納骨堂に納められる。


(2009年4月21日 東京新聞





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