心癒やす巨大生け花 函館 常住寺に今年もお目見え



 函館市青柳町三一の常住寺に高さ二メートル、幅約五メートルの巨大生け花が登場し、檀家(だんか)や市民の目を楽しませている。

 一九八〇年、寺の庭にあった松の大木の枝が風雪で折れ、鈴木曦寛(ぎかん)住職(67)が折れた枝を使って生け花をしたのが始まり。以来、毎年十二月三十日に約半日かけて生け、三月のお彼岸まで飾っている。「冬のお花見だ」と例年生け花を見に訪れる市民もいるという。

 今回は白梅、紅梅、南京梅-と梅を基調に、ボケ、南天、千両など赤色の花や実を付ける木花を生けた。「例年はつぼみの状態で三月を迎えるが、今年は気温が高いせいか、すでに花が咲き始めている」と鈴木住職。

 生け花を置いている、玄関正面に位置する和室は、三十年前まで納骨堂の一部だった場所。鈴木住職は「供養のためにと飾り始めた生け花が、最近では生きている人にとっても癒やしになっているよう」と感慨深げに話している。(久留利愛弓)

(2009年1月27日 北海道新聞





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