運慶の迫力 国重文など31件で 県立美術館で1月開幕



運慶の迫力 国重文など31件で 県立美術館で1月開幕

 佐賀県立美術館開館25周年と佐賀新聞創刊125周年を記念した特別展「運慶流」(県、佐賀新聞社など主催、江頭仏壇店特別協賛)が1月1日から、県立美術館で開かれる。日本仏像彫刻の最高峰とされる運慶(不詳-1223年)と、その流れをくむ仏師たちの作品31件を展示。寺以外では初公開の仏像も多く、写実的で迫力ある“運慶流仏像”の魅力を知る絶好の機会となる。

 仏像に焦点を絞った大規模展は県内初。平安時代末から鎌倉時代に活躍した運慶は、写実的で力強い様式を完成させたことで知られ、昨年、米国のオークションで運慶の作品が高額で落札されるなど、あらためて注目を集めている。

 展覧会は運慶のほか、父康慶、子の湛慶、孫の康円、そして作風を継承し九州に足跡を残した湛康や康誉らの作品31件、47点を展示する。このうち国重要文化財は11件、府県指定重要文化財が12件あり、貴重な仏像を一堂に鑑賞できる。

 特に注目されるのは九州初公開の運慶作「大日如来像」(国重要文化財、栃木県・光得寺)など。小城市の三岳寺が所蔵する湛康作「薬師・大日・十一面観音像」をはじめとする県内や九州の仏像のほか、近年の調査研究で運慶流仏像と判明した作品なども紹介され、脚光を浴びそうだ。

 会期は2月15日まで。前売り券は一般800円、大学生600円。問い合わせは佐賀新聞社事業部、電話0952(28)2151へ。

【写真】特別展「運慶流」で展示される運慶作「大日如来像」(国重要文化財、栃木県・光得寺蔵)


2008年12月5日 佐賀新聞





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