大火から130年、久遠寺再興
身延山久遠寺(内野日総法主)が建設していた五重塔が完成し5日、竣工(しゅんこう)式が行われた。約130年ぶりの再建で、「明治の大火」で焼失した伽藍(がらん)がすべて整った。
五重塔は高さ約39メートルで、現存する五重塔としては四番目に高い。初代五重塔の形状や工法を採用し、五重塔の各層を貫く心柱は身延山の千年杉を使用している。
現在、内装工事を進めていて、来年2月26日に仏像を安置する遷(せん)座式、5月13-17日に2万人の信者を集めた落慶式を予定している。
5日の竣工式には約150人が出席。僧侶が五重塔の前で読経して完成を祝った。同寺の上田本幸主任は「久遠寺はもちろん町のシンボルとなる五重塔を多くの参拝客に見てもらいたい」と話している。
同寺によると、五重塔は3回目の再建。1619年、当時の加賀藩主前田利家の側室・寿福院が利家を供養するため建てられたが1829年に焼失。60年に再び建立されたものの、75年の「明治の大火」で姿を消した。
(2008年11月06日 山梨日日新聞)


