町田にそびえる納骨塔 勝楽寺に11月オープン



 大都市で墓地不足が深刻化する中、スペースをとらない納骨堂として“お墓のタワーマンション”が町田市の浄土宗勝楽寺(同市原町田三、茂田真澄住職)に登場した。十一月一日のオープンを前に、既に五百件以上が予約済み。独身の人や子どものない夫婦などの申し込みが多いという。 

 「無量寿の塔」と名付けられた納骨塔は地上九階、地下一階の鉄筋コンクリート造り。高さは約四十二メートルで、幅と奥行きが十二メートル四方となっている。

 二-九階には、遺骨の箱や位牌(いはい)などを納めるユニット式の計千三百四十四区画が整然と並ぶ。エレベーターで目的階に上がれば、区画ごとの扉を開けてそのままお参りができるほか、各フロアに読経の供養を受けられる設備もある。

 寄付や戒名料は不要。管理費込みで骨箱二霊納骨タイプ(管理期間二十年)が八十万円、代々使える五霊納骨タイプ(同三十年)が百八十万円。管理期間の終了後、合葬場所に納骨し、ユニットごと入れ替えるので、次の利用者が新規に納骨できるのだという。

 タワーの建設は、都市計画道路の整備に伴い、本堂移転を迫られたことがきっかけ。「墓地の確保が難しくなり、それなら上に、と。個々の納骨の求めに応じたかった」と茂田住職。「新しいお墓のかたち。信仰心の根本である墓参を身近なものとして感じてもらいたい」と話している。

 問い合わせは勝楽寺=(電)042(722)3147=へ。

 (堂畑圭吾)

(2008年9月30日 東京新聞)





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