「室内墓」じわり増加 変わる高齢者意識



 建物内に仏壇と骨つぼを組み合わせた納骨壇を置き、寺が永代供養する「室内墓」の需要が宮城県内でも広がっている。少子化、核家族化の影響で墓を引き継ぐ人がいない家庭が増えているのに加え、高齢者が必ずしも子や孫と同じ墓にこだわらなくなっているのが背景のようだ。

 仙台市太白区の「萩恩院」は今年3月、「室内墓」800基の利用者の募集を始め、契約は200件を超えた。高齢者が自分の墓を予約するケースが多いという。

 同院の室内墓は大きさ別に5種類。標準サイズは1段式の高さ2メートル、幅50センチ奥行き45センチで、上半分が仏壇で、下半分には骨つぼが9つまで安置できる。

 お墓を引き継ぐ人が亡くなっても32年間は寺院が管理し、その翌年から共同墓地に合葬される。永代供養料を含む価格は280万円。

 予約した太白区の無職岡崎亮次さん(78)は「一般の墓地はほとんどが郊外。息子とも相談して自宅に近い室内墓を契約した。風雨や地震で傷むこともないので安心」と話している。

(2008年9月22日 河北新報ニュース)





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