萩市の国重文大照院 鐘楼門修理で上棟式 来年5月完成
2006年11月から保存修理工事が続けられている萩市椿の大照院鐘楼門(国指定重要文化財)の棟上げが終了し、上棟(じょうとう)式があった。建立当初の技法や後年の修理内容を調査し、当時の技法に沿って復元する。来年5月に完成予定。
大照院は、萩藩初代藩主毛利秀就(ひでなり)を弔うため、1656(明暦2)年、2代藩主綱広が建立した臨済宗の寺院。現在の本堂や書院、鐘楼門は火災後、1750(寛延3)年に再建された。
築後260年が経過し、老朽化が進んだため、「宗教法人大照院」が、文化庁や県、市の補助金を受けて修理していた。総事業費は約1億8500万円。
鐘楼門は、すべての部材を解体。破損した部分は繕い、新しい材料を加えるなどして骨組みが完了した。15日の上棟式では、棟木を上げて棟札を取り付け、建物が完成するまで災いが起きないように祈願した。保存修理工事の一般見学会もあった。
大照院は、格式の高い禅宗寺院建築として高く評価されている。庭園や周囲の境内林との空間構成など、優れた「寺観」の価値が認められ、2002年に国の重文に指定された。
=2008/09/18付 西日本新聞朝刊=


