足利の文化財 一斉公開 計51点 快慶の『阿弥陀如来立像』も
非公開の文化財や歴史的建造物を期間限定で公開する「足利の文化財一斉公開」が十一月二十二日から三日間、足利市全域で開催される。五十一件が対象で、鎌倉時代の仏師、快慶作の「木造阿弥陀(あみだ)如来立像」(真教寺所蔵、県指定文化財)も二年ぶりに公開。遺跡や建築物など四施設が初公開となる。 (梅村武史)
一斉公開は、知恩院や西本願寺などの神社・仏閣が全面協力する京都市の「非公開文化財特別拝観」を参考にはじまり、今年で三年目。前年は延べ二万人が詰めかけた。
今回、初公開される施設は、今夏に発掘調査が行われた前方後円墳「機神(はたがみ)山山頂古墳」(市指定史跡)や、大正時代初期建築の旧足利織物赤レンガ捺染(なっせん)工場(国登録文化財)、光明寺の鐘楼(市指定文化財)、覚性院の宝塔(同)。
参加者は公共施設や駅などで配布されるパンフレットを手に公開場所をめぐり、各施設で待機しているボランティアや関係者から説明を受ける。無料循環バスと市教委職員が同乗する見学バス(予約必要)もある。
運慶作とされる大日如来坐像(ざぞう)の流出元として足利市が全国的な話題となったこともあり、主催の市教育委員会は「かつてなく関心が高い」と話す。運慶と並び称される快慶作品の公開は地元の強い要望で実現したという。問い合わせは市教委文化課=(電)0284(20)2230=へ。
(2008年9月17日 東京新聞)


