失敗しない、お墓の建て方 石材店経営者が小冊子を発行



多治見市生田町で石材店を経営する佐藤豊さん(50)が、小冊子「岐阜の失敗しないお墓づくり」を発行した。一生に一度の買い物でありながら、墓石店に頼り切りになりがちなお墓づくり。業界の問題点を指摘した上で、消費者サイドに立ったアドバイスをしている。 (有賀博幸)

佐藤さんは、石材店「石政佐藤石材」の3代目で、墓石の仕事に携わって30年。県内に2人しかいない日本石材産業協会認定のお墓ディレクター1級の資格を持ち、お墓づくりの相談に乗る一方、「正しいお墓の建て方研究会」を主宰している。

執筆のきっかけは7、8年前、「出来上がりが納得できない」として、他業者が手がけたお墓の造り直しの依頼を受けたこと。施主は業者と見積書や契約書を交わしていなかった。「世間では非常識なことが、業界ではまかり通っている。大切なお墓づくりで嫌な思いをしてほしくない」。そんな気持ちで昨年来したためてきた。

小冊子は、墓石店選びや墓石店でチェックするポイント、石を見分ける目安、お墓の値段の中身など8章にわたって紹介。社会問題になりつつあるお墓の“跡継ぎ”問題にも触れている。お墓に10年以上の保証をつけることや耐震工事、アフターケアの重要性なども指摘する。佐藤さんは「お墓というのは“幸せの交換場所”。生きている人は墓参りを欠かさないことで、亡くなった人の天界でのステージを高め、逆に守ってもらえる。気持ち良くお参りできるお墓づくりにこの冊子が役立てば」と話している。

A5判、1000部発行。希望者に無料で配布している。問い合わせは石政佐藤石材=フリーダイヤル(0120)252617。

中日新聞





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