ゆとり葬祭:格安葬儀が評判 コストカットで半額以下



 全国平均の半分以下という低価格で葬儀を請け負う船橋市の葬祭業者が、話題を呼んでいる。同市を拠点に首都圏一円で営業する「ゆとり葬祭」(宮本2)。高コスト体質の葬祭業界に一石を投じようと、小松幸一さん(41)が05年から個人経営している。

 財団法人「日本消費者協会」(東京都千代田区)によると、葬儀費用の全国平均は142万3000円(07年12月現在)。参列者への飲食接待費やお布施料なども合わせると、総額231万円(同)に達する。一方、ゆとり葬祭の最安の基本プランは20万円。これに、お布施料や飲食接待費などを加えても、40万~50万円で標準的な葬儀が可能だ。

 低価格の秘密は、徹底したコストカット。依頼主には極力、霊柩車(れいきゅうしゃ)やマイクロバスが不要な火葬場併設型の公営斎場の利用を勧める。また、生花祭壇を作る際には、親類や知人から出された供花を活用し、失礼に当たらないよう祭壇の脇に芳名板を立てるという工夫で、祭壇費用を通常の半分以下にしている。

 小松さんは「そこまでお金をかけなくても、質を落とさずに心を込めて故人をお見送りする方法があることを知ってほしい」と話す。問い合わせはゆとり葬祭(電話0120・15・9475)。【袴田貴行】

毎日新聞





▲このページの先頭に戻る