『葬祭場で法座』住民に好評 近くに寺院がない…



2008年5月23日

射水 寺住職や葬祭会社が協力

射水市南太閤山の総合葬祭場「セレミューズ小杉」で月一回、浄土真宗本願寺派高岡教区射水組の朝の法座が開かれている。説法の場である法座が寺院ではなく、葬祭場で行われている例は珍しいといい、近くに寺のない新興住宅地の住民に喜ばれている。

約四十年前に山を開いて宅地化された太閤山地区には宗派の寺院がなく、かねて地元住民が法座を開いてほしいと要望していた。

これに応え「法座を開放された場で開きたい」という射水組長で光照寺(射水市市井)の公文名(くもな)真住職と「葬祭場の暗いイメージを変えたい」とする総合葬祭会社「井波」の井波博文社長の思いが一致。二〇〇六年度からセレミューズ小杉で法座が始まり、冬場を除いて月一回、友引の日に住民約百人が仏の教えに耳を傾けている。

参加者からは「さわやかな朝に法話が聞けていい」「見知らぬいろんな人たちと一緒に教えを受けられるのはありがたい」と新しい形の法座を歓迎、感謝する声が多い。

十三回目の法座は親鸞(しんらん)誕生の二十一日にあり、高岡市の専福寺の土岐慶正住職が「親鸞聖人お誕生日にあたって」と題して説いた。

公文名組長は「より多くの人を迎えられる法座や医療、教育などの講演会も開いていきたい」と話している。 (加藤祥子)

中日新聞





▲このページの先頭に戻る