島庄遺跡に石組み溝跡・奈良県明日香村



 飛鳥時代の大豪族、蘇我馬子(生年不明―626年)の邸宅跡があったとされる、奈良県明日香村の島庄遺跡を調査中の同村教育委員会は21日、7世紀の石組み溝の跡を見つけたと発表した。谷を大掛かりに造成した形跡もあり、同村教委は「谷にも建物やため池などがあった」とみている。

 調査地は馬子の墓との説がある石舞台古墳の北約60メートル。溝跡は幅約3.5メートル、深さ約1.2メートルで、護岸のため人頭大の川原石を積み上げてあった。内部の埋土から7世紀前半から後半の土器片が見つかり、同村教委は「7世紀を通じて利用されていた」と推察している。

 同遺跡の別の場所では、大規模な石組みの池や溝の跡や大型建物跡が発見済み。日本書紀は馬子について「飛鳥川のほとりに邸宅を建て、庭に池を掘り、小さな中島を造った」としている。

NIKKEI NET





▲このページの先頭に戻る