墓に設置する「デジタル・アルバム」を開発 米企業 2007/12/16



墓に設置する「デジタル・アルバム」を開発 米企業(CNN.co.jp)


 米ウィスコンシン州ウォーソー(AP) 亡くなった人の墓を訪れた遺族らが、生前の姿をいつでもしのぶことができるよう、米国の企業が最新技術を使ったデジタル機器「セレニティ(安らぎ)・パネル」を開発した。風雨に耐える材料で作られ、太陽光エネルギーで作動する「電子アルバム」だ。


 この企業は、フロリダ、コロラド両州に事務所を持つビッドストーン社。パネルは墓の前に設置できるようになっている。本の表紙のように開くと7インチの液晶画面が現れ、故人の写真やビデオなどが映し出される。音声を聴くためのヘッドホンの端子も付いている。太陽の光に4時間当てれば、最長10分間の映像を6回繰り返すだけの電力を蓄えられるという。

 同社では約2年前から、米国内外の墓石店など100カ所のディーラーを通し、セレニティ・パネルを約2000ドル(約22万5000円)で売り出している。ただ、営業部門の責任者、シェリ・ラッキング氏によれば、「販売総数は決して多くない」という。

 たとえば、ウィスコンシン州唯一のディーラーとなった当地の墓石店では、今のところ一台も売れていない。「保守的な地域だから、新しい物に飛びつく人は少ないのかもしれない」と、店主は語る。このほか、「設置場所が日陰だったり南向きでなかったりすると、充電がうまくいかない」「製品寿命が15年と設定されているが、これは短過ぎる。墓は50年後、100年後も変わらずに残るものだ」といった指摘もある。

 一方ラッキング氏は、「携帯電話も登場した当初は、『そんな物は絶対に持たない』と言う人がたくさんいた。それが今は、誰もが携帯を持つ時代。死者をしのぶ方法も、技術の発達とともに変化していくはずだ」と話している。


出典元:NBonline(2007/12/16)





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