家族葬の専用施設開設へ 苫小牧市民斎場



家族葬の専用施設開設へ 苫小牧市民斎場 「一軒家風」


 【苫小牧】葬儀会社の苫小牧市民斎場(苫小牧、沖本善昭社長)は十二月上旬、家族葬向けの専用施設を市内に開設する。少人数向け祭壇ホールとは異なる一軒家風の建物で、ひつぎのそばで遺族が語らえるラウンジや調理人が控える専用調理場などを配置。葬儀に伴う遺族の精神的な負担を最小限に抑えるサービスを展開する計画で、道内では珍しい試みだ。


 新施設は、同市明野にある同社の葬祭ホール隣接地で建設中。鉄骨造り二階建て、延べ床面積約六百六十平方メートル。投資額は約一億九千万円。会葬者は三十人前後を想定し基本的に一日一家族が利用する形をとる。宗教の有無、宗派は問わない。

 既設の祭壇はなく、思い出の写真などを映し出せるスクリーン、ひつぎを安置する場所、ソファなどを置いたラウンジを見通せるフロアを中心に、寝泊まりできる和室、浴室などがある。

 喪主や施主が飲食の手配で煩わされなくても済むよう調理場に調理と給仕のスタッフを配置。食べ放題、飲み放題のシステムにする。料金総額は葬儀の内容によって異なるが、葬祭ホールで行われる総額百数十万円の葬儀と同水準という。

 葬儀習慣の変化に伴い道内でも身内だけで行う葬儀が増加しており、沖本社長は「最後の別れまでの限られた時間をより良く過ごしてもらいたい。そのための私的な空間を提供にしたい」と話している。


出典元:北海道新聞(2007/10/11)





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