2007年09月24日

霊園・石材店の紹介を行う代理店の募集を開始

霊園・石材店の紹介を行う代理店の募集を開始・・・匠アール


 霊園のデータベースを作成している匠アール(東京都新宿区)は、霊園・石材店の斡旋を行う代理店として全国の不動産事業者の募集を開始した。

 現在生活様式が多様化し、核家族化が進む現代において墓地のニーズも多岐に及んでいる。しかし、墓地を探すには紹介が一般的であり、自ら探すには情報が不足している状況だ。そうした理由を発端に同社は全国の寺院、霊園を紹介する業界初のサイト「てらたび」を開設。現在1200の寺院、2400の霊園、350のペット霊園を掲載している。

 だが、墓地を探す人は高齢の方が多数であり、ネットを利用しない人も多い。そこで紹介の窓口として良質な立地に店舗を持つ不動産会社の募集を開始した。寺院、霊園の紹介料は一律500円だが、その後石材の購入まで結びつけば手数料として高額なものだと1000万円を超える石材価格の5%から10%が入る仕組みだ。

 現在で寺院、霊園の取材活動を行っており、「てらたび」の情報量は日々増加している。今年中に1万件まで増やす計画。紹介先が増加することで寺院と人とのマッチングビジネスの拡大を目指す。

出典元:週刊全国賃貸住宅新聞(2007/09/24)

2007年09月23日

最期もエコ 紙製の棺じわり浸透

最期もエコ 紙製の棺じわり浸透 300葬儀社取り扱い


 段ボールでできた棺(ひつぎ)のブームが、近いうち、来るかもしれない。木の棺と比べ、火葬のときの二酸化炭素(CO2)の排出量は減るし、くぎを使わないから火葬時間は短く、燃料節約にもつながる。「最期は地球に優しくありたい」。そんな思いから、「エコ棺」を選ぶ人がじわりと広がっている。


 「合板製よりも環境にやさしい棺がありますよ」

 愛知県西尾市で、段ボールの棺を扱っている文十冠婚葬祭の営業企画部長、荒川直人さんは、遺族にこう持ちかけている。

 いきなり「紙製」と持ち出すと、抵抗感を持つ人も多いため、こう続ける。「従来の合板製と比べ、火葬の際に発生する二酸化炭素の排出量が半分になるんです」

 関心を示した人には「紙製なんです」と打ち明ける。仕入れ値は紙製の方が2万円ほど高いが、値段が違うと安い合板製を選びがちになるため、同じ値段にしている。20~25%がエコ棺を選んでいるという。

 3層の段ボールでできているが、表面を布で覆ってあるので、一見しただけでは段ボールと気づかない。

 もともとは米国で広がり、10年ほど前から日本に輸入された。輸入元のトライウォール社(本社・東京)が国内生産に踏み切り、昨年11月から本格的に販売を始めた。すると全国の大手葬儀社が関心を示し、すでに約300の葬儀社が取り扱うようになった。

 国内で使用される棺の素材は、桐(きり)、ヒノキなどの無垢(むく)材である天然木と合板に大きくわかれ、安価な合板製がほとんど使われている。合板は材料は熱帯雨林のラワン材が主に使われ、大半がマレーシアやインドネシアから輸入されているという。インドネシアでは違法な伐採による森林破壊が深刻になり、洪水などの自然災害や地球温暖化の要因にも指摘されている。

 エコ棺が注目されるようになったのには、こうした背景がある。環境に配慮するため、副葬品としてよく棺に入れられる時計やメガネ、ゴルフクラブを、間伐材などを使った模型で代用する人も増えている。

 エコ棺は工業用の梱包(こんぽう)資材として開発された段ボールが使われ、合板製の棺に比べて原料の木材使用料は3分の2程度で済むという。納棺の際もくぎ打ちはせず、箱を重ねてはめる。化学系接着剤や塗料を使っていないため、燃焼時に発生する窒素酸化物(NOX)などの有害ガスも約3分の1に抑えられるという。

 トライウォール社の担当者は「葬儀によるダイオキシン類の発生なども指摘され、環境への配慮は葬儀屋さんにとっても大変重要になっている。まだまだシェアは低いが、少しずつ理解は深まっている」と話す。

出典元:asahi.com(2007/09/28)

2007年09月22日

お墓の引っ越し増加

お墓の引っ越し増加 帰郷は負担、近くで供養


 あすはお彼岸の中日。古里のお墓が気になっていませんか? 都会での暮らしが長くなり、遠い古里への墓参りは体力的にも経済的にも負担になった。地元に残った身内も高齢だったり、他界していたり――。そんな人たちが続々と自分たちの住居に近い都市部にお墓を引っ越し(改葬)させています。でも、公的手続きが必要で費用もかかります。そんな手間も念頭に置いておく必要があるようです。


 ■新幹線や宿泊代などで数十万円

 「両親の墓を遠い青森に残しておくのはつらかった。今はいつもそばにいられる。一安心です」

 東京都町田市の東光寺ふじみ墓苑。今月15日、お彼岸を前に訪れた同市の建築士田邊定弘さん(76)は、6月に引っ越した墓を前にほっとした表情を浮かべた。

 田邊さんは長く青森市で暮らしてきたが、息子が東京で家庭を持ち、「肉親が近くにいたほうが安心」と7年前に息子家族の近くに転居した。その後も、青森へのお盆の墓参りは欠かさなかったが、「息子家族も合わせ、新幹線や宿泊代など数十万円。時間も片道だけで4時間かかる」。

 青森に残る姉も89歳の高齢で墓守は頼めない。「いっそ墓を持ってこよう」と、「家から近い場所」を条件に車で約10分の墓地に決めた。

 費用は墓の撤去や運搬、新たな墓地の永代使用料など計約470万円。「最初は移すことなど考えもしなかったが、苦労して育ててくれた父が建てた墓。きちんと供養したい」

 新たに墓を建て、遺骨だけを移す「引っ越し」もある。

 さいたま市の主婦(43)が、鹿児島県内にある両親の墓を移そうと思ったのは長男を出産した3年ほど前。一人っ子で「直系の墓守」だが、幼い子ども連れの墓参りは体力的に厳しい。地元で墓守をしてくれている叔母には持病があり、申し訳ないと思った。

 今の自宅近くの市営霊園の抽選に外れ続け、探し回った末、6月に民営霊園に決めた。これを機に自分たち夫婦の分もつくろうと、新しく「両家墓」を建てた。費用は計約280万円だった。

 改葬許可証の申請などに手間がかかったが、今月初めに引っ越し完了。「月1回は来られる。よかった」という。

 ■05年度は前年度の4割増

 お墓の引っ越し先に、先祖や自分の個別墓を改めて設けるのではなく、永代供養墓を選ぶケースもある。先祖や将来亡くなった後の自分の骨つぼと、他家の人たちの骨つぼを一緒に一定期間安置。その後、地下に埋葬され、寺に供養してもらう。

 東京都江戸川区の妙泉寺では16日、都内で暮らす男性(65)が両親と祖父母の遺骨を、神奈川県小田原市の墓から同寺の永代供養墓に移す法要が営まれた。兄が亡くなり、男性が墓の承継者だが、娘は結婚、息子に子どもはいない。「将来の承継者がおらず、子どもに墓守の面倒をかけたくない」と言う。

 永代供養推進協会(東京)によると、永代供養墓は全国に約1000。20年~30年の骨つぼの安置と供養で、平均約40万円という。永代供養墓への引っ越しの相談は2年前から急増し、約1000件に上る年間の相談件数のうち約9割を占めるという。

 亡くなってしばらくは個別墓に遺骨を納めてもらう。月日がたち子どもや親類など供養してくれる人がいなくなったら永代供養墓に遺骨を移してもらう――。こんな引っ越しも増えているという。東京都新宿区の南春寺の墓を生前予約した今井米子さん(74)は「初めから他人と一緒だと、残される娘もお参りしにくいようです」。

 厚生労働省によると、改葬件数は97年度から6万~7万件台だったが、05年度は前年度の約4割増の9万6380件になった。葬送ジャーナリストの碑文谷創さん(61)は理由として、(1)高度成長時代に地方から都市に就職した世代が定住し高齢になった(2)少子高齢化で故郷に墓守がおらず、いても身内の結束が弱まった――などを挙げ、さらに増えるとみる。

 墓石業者約400店でつくる「全国優良石材店の会」(東京)が今年、地方出身で都会で暮らす団塊世代の改葬事例について加盟店にアンケートをしたところ、「大幅に増えた」が約17%、「増えた」は約77%に達した。

 墓石販売大手の「メモリアルアートの大野屋」(東京)は、昨年12月から延べ20カ所でお墓の引っ越しセミナーを開いた。参加者は団塊世代ら約600人。今では墓の申込件数全体の約2割を「引っ越し」が占めるという。


出典元:asahi.com(2007/09/22)

2007年09月21日

「くらしの中の仏壇展」

 彦根仏壇事業協同組合による恒例の「くらしの中の彦根仏壇展」が21日、4日間の日程で始まった。宗安寺書院(滋賀県彦根市本町2丁目)では、豪華な仏壇が展示され、23日からは彦根城博物館(同市金亀町)で仏壇製作の実演などがある。


 26回目を数える今年は国宝・彦根城築城400年祭を記念して初めて城に近い会場で開いた。

 宗安寺では市内の14業者が金色の細工を施した最高級の仏壇を1点ずつ展示した。幅約120センチ、高さ約170センチ、奥行き約80センチの仏壇もあり、このほか彦根仏壇の技術を駆使した工芸技術コンクールの作品も数多く並び、観光客や市民らが静かな雰囲気のなかで見入っていた。

 彦根城博物館では「工部七職匠の実演」として23日に蒔絵(まきえ)、24日に彫刻の実演があるほか、1日100人限定の数珠ブレスレット作りの体験もできる。
 いずれも入場無料。

出典元:京都新聞電子版(2007/09/21)

葬儀、お墓 自分流

葬儀、お墓 自分流 海上での散骨20万~50万円 「墓地いらない」13%


 人生の終わりに必要な費用はどれぐらい掛かるのだろう。葬儀やお墓にかかる費用は宗教も関係し、不明な部分が多い。寺に戒名の費用を尋ねたら「お気持ちで」と言われ、慌てて近所の人に聞いて回ったという話も伝わる。さらに墓を持てば墓参りなど永続的なかかわりや費用も発生する。近年は海などへの散骨も定着しつつあり、多様化してきた。


 日本消費者協会が平成15年に行った調査では、葬儀一式費用(葬儀社に支払った額)の全国平均は150万4000円だった。最低額は11万円、最高は400万円と幅が大きい。葬儀費用は人数などで大きく変動するため平均は目安でしかないが、最低額と最高額の差をみても、葬儀はいかに1件ごとに違うかが見て取れる。

 それとは別に、飲食接待費用は平均38万6000円が掛かる。さらには戒名、お経など寺院関係費用で平均48万6000円も。「戒名は30万円程度からだが、料金ではなく志なので明確なものはない」(葬祭業関係者)という。

 冠婚葬祭の互助会として関東中心にサービスを展開する「くらしの友」儀典部の堀田恵則課長は「よく聞かれるが、『普通』の形式はない。どんな疑問も尋ねて自分で納得することが重要だ」と話している。

 一方、墓地は、民営、公営、寺院墓地などに分かれる。実際に墓を造るのは石材店だ。

 墓地関連費用でよく耳にするのが永代使用料。全国展開する須藤石材池袋営業所長の萩原秀紀さんは「墓地の使用権で、土地と同じように価格差がある」と説明する。大都市圏以外では民営墓地は1平方メートル当たり10万円前後の場合があるが、都心の一等地の寺院墓地では500万円といった例も。最寄り駅が同じ場合、駅に近い方が一般的に永代使用料が高く、利便性が反映する。

 墓も個人の好みがあり千差万別。同社が紹介する千葉県船橋市内の霊園で試算してみた。1・5平方メートルの永代使用料は36万円から。墓石は材質で差があり、中国産御影石を使った場合、外柵など含んで工事費込みで100万円前後。高級な黒御影石で200万円前後だ。このほか手数料や寺院関係費用など諸費用を10万円程度と見積もる。総計は146万円から246万円程度。年間管理料は3000円だ。

 萩原さんは「墓地選びはカタログではなく、案内を頼んで実際に目で確かめることが重要だ」とアドバイスする。

 墓の場合、少子化進展で継承が続くかどうかが問題。そのため、ほかの人と一緒となる合葬形式も増えている。寺の永代供養墓の場合、一般的な仕組みは、一定期間は骨つぼのまま安置し、その後ほかの遺骨とともに葬る。最初から遺骨を一緒にする形式もある。費用は10万~100万円程度。基本的に年間管理料は必要ない。

 遺骨を自然にかえす散骨は、船や軽飛行機を使い海上で行う形式が多い。チャーターした場合は、20万~50万円。乗船せずに代行する場合は10万円以下の料金を掲げる業者もある。

 日本消費者協会の調査によると、墓地を持っていない人のうち、墓地購入に前向きの人は約30%、「自然葬などが希望で墓地はいらない」が約13%、合葬墓、永代供養墓は計約6%と、考え方も多様化している。

 同協会で葬儀関連冊子編集に携わった関沢七重出版編集部長は「葬儀や墓などの形式はさまざまで、生前に自分の希望を伝え、業者とも相談しておくことがベスト。遺族になったら、どんなに突然でも葬儀までには数日の余裕があるので、あわてずに複数の業者の見積もりを納得するまで検討すべきだ」とアドバイスしている。

出典元:Sankei WEB(2007/09/21)

2007年09月12日

持ち運びができる小型仏壇を商品化

 瀬戸内神仏具店(徳島市東大工町)が、持ち運びできる小型仏壇「魂手箱(たまてばこ)」=写真=を商品化した。箱型で遺品などが収まり、ふたを開けて写真や花を飾る仕組み。美術作家と連携して宝石箱のような美しいデザインとし、暮らしに合わせ、いつでも身近に置いてもらう。


 仏壇の大きさは、箱の状態で幅三二センチ、奥行き二〇・五センチ、高さ二二・五センチ。ふたを開けると写真飾りがあり、棚を引き出して花や仏具などを置く。県内の木工メーカーが手作り。内外装のデザインは、デコパージュ作家の高橋治子さんとトールペイント作家の土橋まゆみさん、安田美恵子さんという、県外の三人が手描きする。

 作家がデザインをした商品は現在十二種類を用意しており、顧客から個別にデザインの要望があれば受注生産する。価格は、作家による作品が十五万円、無地(ワインレッド、ふじ色の二種類)が八万四千円。十五日から同店で販売する。


出典元:徳島新聞Web(2007/09/12)

2007年09月04日

ネットで死者を弔う「オンライン記念館」(ITmediaNews)

 墓地や葬式ではなく、オンラインの写真やメッセージで死者を悼むトレンドが、英国でも高まっている。若者が殺害される事件が多発していることがその理由の1つだ。

 オンラインでの精子・卵子の売買、BeboやFacebook、MySpaceのようなソーシャルネットワーキングサービス(SNS)など、われわれは既にインターネットで何かを作り出したり、デートしたりしている。では、オンラインで「火葬」もすればいいのでは?

 高齢者看護の訓練を受けた看護師マギー・キャンディさんは、自分は死に向き合う方法を知っていると思っていた。だが娘のステラさんが17歳で自殺したとき、彼女は弔問者名簿、見舞いの手紙、墓石などの大人の世界が時代遅れで、ステラさんの思い出を与えてくれるものがないことに気づいた。

 結局、彼女はコンピュータに詳しい10代の息子と、インターネット、オンライン記念館といわゆる「デスネットワーキング」という新たな世界の力を借りて、ふさわしい追悼の場を作り上げた。

 「ほとんどの若い人々にとって、インターネットは毎日使っているものであり、オンライン記念館は自然な進化だ」とキャンディさんはReutersに語った。

 彼女の娘のバーチャル記念館は、英国の一部で最新の「e-trend」と呼ばれる現象の先駆けの1つだった。

 彼女は今、www.alwaysberemembered.co.ukというWebサイトを運営し、そこで遺族が死者を記念する手段を提供している。ユーザーは写真や詩、捧げものを載せた記念ページを作り、誰でもそこを訪れて、コンテンツを追加できる。


若者の非業の死がきっかけに

 オンライン聖堂は米国では数年前から人気だが、英国では最近人気が高まり始めたばかりだ。その理由の1つに、10代の若者の間で刃物や銃による死亡事件が多発していることがある。

 「過去1年間に、世間で注目を集めた若者の刺殺や銃殺事件が幾つか起きた。それがわれわれのサイトを大きくした」と英国の大手オンライン記念館の1つGone Too Soon(www.gonetoosoon.co.uk)の管理者ニコラ・デービス氏は語る。

 キャンディさんのサイトのように、Gone Too Soonは小規模な個人の記念サイトとして始まったが、2005年11月の開設以来、圧倒的なペースで成長した。現在は1万3000人を超える死者を記念し、毎日100件以上の追悼メッセージが寄せられているという。

 創設者のテリー・ジョージ氏は、同サイトの有名人――ダイアナ妃やエルビス・プレスリーなどの記念ページがある――がオンラインユーザーを引き寄せているのは確かだが、無名の死者にも数千のメッセージが寄せられていると指摘する。

 同氏は、同サイトの一番の魅力は、遺族が感情を開放できる点にあると確信している。

 「よくサイトのメッセージを読んで、人々に共感している。かなり憂うつなことではあるが、人々が経験している苦痛を感じられる」(同氏)

 「わたしが考えているのは、われわれのサイトがなかったら、彼らがほかにどこでこの苦痛や怒りや不満を開放できるだろうかということだ」

 Gone Too Soonではほとんど毎日、3月にロンドン東部で刺されて置き去りにされ、亡くなったアダム・レジス君(17)の友人が「バーチャルキャンドル」をともす。

 2月にロンドン南部の自宅の寝室で撃たれて亡くなった15歳のビリー・コックス君のページには、悲しみや怒りを表す新規メッセージが毎時間現れる。

 8月18日に「lil' gangsta squeaky」が投稿したメッセージは、こうしたサイトが聖堂としてだけではなく、「デスネットワーキング」――ユーザーがギャング文化から自殺、死産まであらゆることを話し合う媒体――にもなりつつあることを示している。

 「ぼくはビリー・コックス君を知らなかったけれど、ギャング団に入りたいと思っていた。そのとき、ビリー君が殺されたニュースをテレビで見て、人生は短すぎて、ギャングになったり、ドラッグや、銃やナイフや、そんなものにかかわっていられないことに気づいた」とこのメッセージには記されている。


環境にも効果

 デービス氏は、FacebookやMySpaceなどのSNSで多くの時間を過ごす世代にとって、亡くなった友人をオンラインで追悼したり、祭ったりすることはきわめて自然だと語る。

 「若い人は、この方が簡単に自分を表せると思っている。墓地へ行ったり、葬式に参列しなければならない場合、何と言っていいか分からないだろう。だが、インターネットではもっと自信を持って、安心して自分の感情を話せる」(同氏)

 オンライン記念館は――おそらく意図したことではないだろうが――英国の環境保護派の注目も集めている。

 地元メディアの報道によると、英国南部の町ウスクの自治体は、記念サイトを設置して、住民に埋葬地のさらなる有効活用を促したい考えだという。

 墓石や記念像を禁じた自然墓地と、墓地や墓からの光景の写真を載せたオンライン聖堂を組み合わせることもあり得るだろう。

 キャンディさんは、オンライン聖堂は間もなく墓地を過去のものにするかもしれないとまで予測している。

 「オンライン記念館は環境にいい。英国は墓を作るスペースがなくなりつつある。いい場所も幾つかあるが、一般的に言って、墓地の隣に住みたい人はいないだろう」

 「オンライン記念館なら、非公開にしたいときは非公開にできるが、いつでもそこにある。どこに行ってもオンラインにつなげば見られるという安心感がある」


出典元:ITmediaNews (2007/9/4)