2007年08月26日

福祉車両市場に関する調査結果を発表(NIKKEI NET)

矢野経済研究所、福祉車両市場に関する調査結果を発表


福祉車両市場に関する調査結果

1.調査要綱

 福祉車両の販売台数は1995年のおよそ4000台からこの10年間でほぼ10倍の規模に拡大したが、2003年以降は40,000台強で横這い状態にある。高齢化の推移と将来推計、自動車運転免許の条件付与件数の増加(但し延べ数)などを見る限り、介護式福祉車両、自操式福祉車両ともに潜在的なニーズは高まっている。しかし、標準の車両と異なり専用部品を多用することからも、ユーザーに対し追加コスト負担を要求する福祉車両は、価格面において未だ“特別なクルマ”としての存在である。


 そこで、矢野経済研究所では、製造・販売・流通に関わる事業者へのインタビューと、法人・個人ユーザー及び地方自治体へのアンケートを実施し、現状における福祉車両の需要ついて明らかにした。

1.調査対象: 自動車メーカー、車体・架装メーカー、販売・流通事業者、法人ユーザー、個人ユーザー、自治体
2.調査期間: 2007年4月~2007年6月
3.調査方法: 直接面談調査、アンケート調査(郵送、インターネット)、官公庁資料等の参照


2.調査結果サマリー

(1)需要が横這い状態にある福祉車両市場の現状と課題
 高齢者、障害者等の移動制約者のモビリティーニーズ顕在化に伴い、福祉車両市場においては、画期的な機能提案、認知度アップ、助成措置によって、市場規模が拡大してきた。しかしここ数年は需要が横ばい状態であることから、現状の福祉車両ラインナップに対するユーザーニーズの顕在化はひと段落しているとみられる。今後、福祉車両の普及拡大の為には、個人・法人ユーザーのニーズを如何にきめ細かく製品、販売方法、助成措置へと反映していくかが課題となる。

(2)福祉車両市場の需要予測
 個人需要については、比較的モビリティーニーズの高い高齢者の増加や、自動車メーカーによる新機能提案によって、介護式福祉車両は、人口比率の高まりに伴った需要増となり、自操式福祉車両は、規模は小さいものの市場拡大が見込まれる。
 法人需要については、2006年12月施行のバリアフリー新法により、福祉タクシー向けのスロープ式福祉車両(軽自動車)の法人需要が拡大するものと推定される。また、助成措置の見直し・強化が実施された場合、法人における代替需要・増車需要が一定のサイクルで発生すると推定。リース・レンタカー事業者においては、事業者メリットが高まれば需要拡大が期待できる。また技術面では、新技術や既存技術の応用によって、福祉車両カテゴリーが細分化されることによる市場拡大の可能性があると推定。
 以上の要因が高い確率で福祉車両市場に影響した場合(高位予測)、福祉車両市場規模は、2006年時点の40,369台に対して、2015年には61,100台、2020年には79,600台と予測した。


資料名:「福祉車両・シニアカー市場の現状と展望2007年版」
発刊日:2007年7月25日 体裁:A4版128頁
定価:157,500円(本体価格:150,000円 消費税等:7,500円)

株式会社矢野経済研究所
 所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越孝
 設立:1958年3月 年間レポート発刊:約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/


出典元:NIKKEI NET(2007/8/26)

高齢者・介護家族の専門ダイヤルスタート(タウンニュース)

 市は高齢者や介護家族のための相談窓口として8月1日から電話相談窓口『ホッと!あんしんダイヤル』事業をスタートさせた。これは、いつでも気兼ねなく高齢者や介護家族の相談に応じてくれる専門ダイヤル。24時間対応で専門家が相談を受けてくれるような事業は県内でも初めての取り組みで、今後も注目を集めそうだ。


『ホッと!あんしんダイヤル』は高齢者や介護家族の日常の悩みや相談に応じてくれる専門電話相談窓口。フリーダイヤルで24時間、365日対応。さらに看護師やケアマネージャーの資格を持つ専門の相談員が電話を受けてくれる。相談者は匿名でも相談をすることが可能。こういった事業は県内でも初の取組みとなる。

 これまで、高齢者や介護家族の相談窓口としては市内の地域包括支援センターが対応してきたが、利用者から「夜間や休日でも気軽に相談できる窓口を作ってほしい」などの要望が多かったことで今回の設置に至った。同センターが平成18年度に受けた相談件数は5488件に上り、今後は同様の相談を電話相談窓口でも受けることになる。

 現状として事業がスタートした8月1日から1週間の相談件数は34件。電話だけでは対応が難しいケースについては同センターへ繋げていくなどして、連携を図っていく方針だ。今後の方向性については「始まったばかりの電話相談窓口なので、これからも幅広く周知していきたい。一つひとつの相談をしっかりと受けていきたい」と市介護予防推進課では話している。
 
■ホッと!あんしんダイヤル/フリーダイヤル0120・26・8124


出典元:タウンニュース(2007/8/26)

日本初のホームレスのホスピスケア施設を運営(NIKKEI NET)

日本初のホームレスのホスピスケア施設を運営
――NPO法人山谷・すみだリバーサイド支援機構理事・山本美恵さん


日雇い労働者の街として知られる東京・山谷地区。住民に高齢化の波が押し寄せるこの一角に、身寄りのない人たちを迎え入れる日本初のホスピスケア施設「きぼうのいえ」がある。運営するのは、NPO法人「山谷・すみだリバーサイド支援機構」。理事の山本美恵さんが02年、夫とともに設立した。

山本さんは高校生時代に友人を亡くした経験をきっかけに、看護専門学校に進学。専門病院、クリニックを経て、失恋を契機に「今だからできる何かに挑戦したい」と、医学・薬学系出版社の事務職に転職をする。
 入社4カ月後、仕事ぶりを認められて編集部に異動になる。そこで化学月刊誌の創刊を任され、実践で編集作業を覚えた。36歳で看護系の出版社に転職、1年後に手掛けた看護学生向けの増刊号がヒット。評価を築き、充実した毎日だった。

しかし41歳の時、恋人の死という悲劇に襲われる。自殺が頭をよぎる中、必死で仕事に没頭し、人間は何のために生きるかを考え続けた。そして2年後、上智大学の社会人講座「ホスピス・ボランティア」で山本さんは、夫となる雅基さんと出会う。雅基さんは同大学神学部卒業後、NPO活動に従事。「行き場を失った人のホスピスを自分で作りたい。理念を共有できるボランティアをこの講座で見つけたい」と考えていた。思い描いていた通りの人が、山本さんだった。
 01年43歳で結婚。挙式の2日後に、山谷にホスピスケア施設を建てることを二人で決断する。山本さんの貯金1000万円を元手に銀行から1億2000万円を借り入れ、土地を購入して、鉄骨4階建ての建物を建築。そこに4.7畳の個室を21室用意した。運営費は入居者の生活保護費と寄付でまかなうことに。施設運営のため山本さんは悩んだ末に出版社を退職。そして、多発性脳梗塞の元社長、認知症の元暴力団員など、福祉事務所から紹介を受けてさまざまな人たちが集まってきた。
 たちまち、施設は開設直後から混乱に陥った。介護力の不足、食事メニュー、借金の返済、入居者同士のトラブルなど、二人の前には問題が山積みになったが、経理経験者、ソーシャルワーカーなどの人材を採用し、事態を収拾する。
 これまでの4年間で、43人を看取った。しかし、個室は常にいっぱいで、待機者は後を絶たない。資金不足で部屋を増やす余裕がないため06年3月には、介護保険を利用したヘルパーステーション事業を開始した。簡易宿泊所の希望者にヘルパーを派遣し、「きぼうのいえ」の精神を広げるとともに、赤字と借金返済で資金繰りの厳しい施設運営の足しにしたいとも考えている。
 看護の資格を軸として、看護師、編集者とキャリアを築いてきた山本さん。悲しみが降りかかっても、仕事の手を長く休めることはなかった。今、「無駄な経験は何一つなかった」と確信しているという。「入居者には最期の瞬間には『自分の人生、まんざらでもなかった』と思って旅立ってほしい。その手助けが、私の仕事です」。「山谷のマザー・テレサ」の思いだ。


出典元:NIKKEI NET(2007/8/26)

厚労省、高齢者の「介護予防」強化へ(NIKKEI NET)

 厚生労働省は24日までに、腰痛やひざ痛を患う高齢者が介護状態になることを防ぐ大規模な研究を来年度から始める方針を固めた。高齢者向けの予防マニュアルも作成し、全国の自治体に配布する。疾患を持つ高齢者の介護予防を強化し、現在高齢者の7人に1人を占める要介護者の割合を、2014年までに10人に1人にすることを目指す。

 新たな研究は、国民が健康に過ごせる期間を延ばすための具体策を盛り込んだ政府の「新健康フロンティア戦略」の一環。現在、年間約2億円の科学研究費補助金(科研費)が投じられているが、来年度は予算を大幅に増やし、5年以内に研究成果を出す方針。


出典元:NIKKEI NET(2007/8/26)

2007年08月25日

お墓掃除はプロにお任せ(東京新聞)

お墓掃除はプロにお任せ 代理墓参も登場


 お盆が過ぎて反省する。「あぁ、今年もまた墓参りし損ねた」。ご先祖様を大事にしなきゃいけないのは百も承知だが、そうそう田舎に帰ってばかりもいられない。そんな都会人に救いの手を差し伸べるのが「代理墓参」や墓地・墓石クリーニングのサービスだ。


 プロの技でお墓を見違えるようにきれいにする「お墓のメンテナンスサービス」を用意しているのが、葬儀・墓石販売大手のメモリアルアートの大野屋。風雨にさらされて、汚れやコケ、水アカなどがこびりついたお墓をきれいにするのは素人には一苦労。面倒だと思うと、ますます墓参から足が遠のくという悪循環も生まれがちだ。一度、プロに徹底的にクリーニングしてもらえば、翌年以降の墓参で気が重くならずに済む。

 石碑のくぼみや継ぎ目に溜まった汚れは素人の拭き掃除だけではなかなか落ちない。花立て・水鉢にもコケや水アカがつきがちで、掃除には手間がかかる。

 大野屋のクリーニングでは、弱酸性の洗浄剤を塗布した後、墓掃除専用に開発した低圧コンプレッサーで水洗いする。人の手で落とせないような細部の汚れやコケなどもコンプレッサーの力で洗い流し、新品同様の風合いをよみがえらせるという。

 固着した水アカや黒ずみは手作業で落とす。石材を傷つけないように丁寧に研磨するテクニックは墓石を業とする同社ならではだ。


低圧コンプレッサーで水洗浄し、アカや黒ずみは手作業できれいに(メモリアルアートの大野屋の「お墓のメンテナンスサービス」)

 敷石の洗浄、敷石周りの雑草取りなども引き受ける。玉砂利を敷いている場合は、砂利の追加もしてくれる。掃除前後の様子を写真に撮って、依頼者に郵送する念の入れようだ。

 料金は、標準的な和型八寸角の墓石と3平方メートル程度の墓地の場合で5万円程度。実費で花を供えてもくれる。

 ハウスクリーニング大手の長谷川興産も「お墓のおそうじ代行サービス」という名前で墓地・墓石のクリーニングサービスを提供している。きれいに掃除した後は花を供えて依頼者の代わりに墓参りまでしてくれる。クリーニング後の墓の写真を礼状、完了報告書と一緒に届けるサービスも付いている。

 日本全国に加え、海外からも申し込める。海外駐在のビジネスパーソンがインターネット経由で申し込んでくるケースもあるという。ロングステイを選択して、日本に長く戻らない人にも便利だろう。ロングステイ中の親にプレゼントしてあげるという使い方もできそうだ。

 墓地の雑草抜き、ごみ拾い、墓石の拭き掃除、花立て・線香皿の洗浄など、一通りの作業をこなしてもらって、基本料金は1万8900円から。 標準の作業時間は1時間半程度だ。


開始前ご挨拶・合掌、次に雑草抜き・ゴミ拾い、続いて墓石のクリーニング(長谷川興産の「お墓のおそうじ代行サービス」の手順)

 ライジング・サン・ディレクトリーのサービス「ほうれんそう」は2坪(6.6平方メートル)までの墓地の場合、基本プランの料金は1回につき1万 5750円。サービス内容は敷地内の清掃、除草、墓石清掃、写真の郵送などだ。花や菓子のお供え、墓石の研磨、2坪以上の墓などはオプション扱いで別料金がかかる。

 墓地のクリーニングを主な業務とする業者が多い中、「お墓参り代行」とうたっているのがアイキャン。同社の「お墓参り代行サ-ビス」は清掃だけでなく、線香、水、生花を供えた上で、墓前での合掌、読経までしてくれる。最後に写真を撮って郵送・電子メール送信する。料金は基本料金が8400円から。

 同社は別に「お墓クリーニング」サービスも提供している。墓に水をかけながら、電動ワイヤーブラシで磨き上げた後、砥石で研磨。刻み込まれた文字の汚れも、特殊な器具で引っ掻き落とす。最後に水洗いしてワックスをかける。料金は建立年数とサイズで異なり、建立30年までで9寸(約27センチ)までの場合、基本料金は3万7800円。

花立てを洗浄し、線香皿を洗い、手で拭き上げて仕上げ(長谷川興産の「お墓のおそうじ代行サービス」の手順)

 アイキャンが手がける「ネットお墓参り」は、墓の写真を登録しておいて、いつでも、世界中のどこからでも、自分専用のパスワードで墓と故人の情報を画面に呼び出せる仕組み。画面の中の墓に焼香や献花ができる。故人の声も登録できる。パスワードなしでアクセスできる公開型も選べる。登録料は3150 円(初回のみ)で、年会費は2100円。

 自分の家の墓を手入れするのに、他人の手を借りるなんて、邪道だと感じる人もいるだろうが、きれいにする行為自体は結構な事だ。いったん本格的にきれいにしておけば、次に参るときの心理的負担はずいぶん軽くなる。その結果、以前よりも墓参の回数が増えれば、悪いことではないようにも思える。お年を召して自分では墓地の手入れができず、気に病んでいるお年寄りは少なくない。そうした方への無形のプレゼントとしては、下手な品物よりもかえって喜ばれることだってあり得るだろう。

 墓参は世代を越えて家族のルーツを確認する行為でもある。孫と一緒に墓参したはいいが、雑草やコケで荒れ放題とあっては、せっかくの機会が台なしだ。あらかじめプロにクリーニングしてもらってから、あらためて参るという使い方も悪くない。


出典元:NIKKEI NET(2007/08/25)

2007年08月24日

お墓についての実態調査

墓地の有無

(%)

  全体 北海道 東北 関東A 関東B 中部A 中部B 近畿 中国 四国 九州
ある

73.7

79.3

79.3

82.5

71.9

82.7

83.5

66.7

85.9

76.7

64.4

ない

23.9

20.1

20.1

17.5

27.3

12.4

12.4

31.3

13.1

16.3

33.5

無回答

2.4

0.6

0.6

0

0.8

4.1

4.1

2.1

1

7

2.1

墓地の形式

 

(%)

 寺院墓地

36.4

 公園墓地

9.5

 公営墓地

18.1

 その他

1.3

 無回答

8.4

墓地がない場合、今後お墓をどうするつもりか

 

(%)

 適当な墓地を購入する予定

6.3

 いずれ、墓地を購入すると思う

23.8

 必要になったら、買うかどうかも含めて考える

31.0

 自然葬などが希望なので墓地はいらない

13.4

 合葬墓に予約したいと考えている

2.1

 永代供養墓を考えている

3.8

 その他

5.4

 無回答

5.4

 後に残る家族に任せる

8.8

夫婦別々の墓について

 

(%)

 別にすることは考えていない

68.3

 別にしたいが結果的にできないと思う

9.6

 実家の墓に入りたい

5.4

 別にしようと考え、すでに計画している

1.1

 その他

11.2

 無回答

4.4


<財団法人日本消費者協会「第7回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」/平成15年9月>

「悲嘆」学ぶ公開講座(中国新聞)

「悲嘆」学ぶ公開講座 JR脱線事故の尼崎で


 107人が犠牲になった尼崎JR脱線事故をきっかけに、兵庫県尼崎市の聖トマス大(旧英知大)は10月から、愛する人を亡くした「悲嘆」について学ぶ連続公開講座を開く。

 脱線事故を起こしたJR西日本が、死別の悲しみ(グリーフ)を癒やす支援をする「グリーフケア」について広く知ってもらいたいと、開講費用を寄付する。


 講座は15回で、遺族の心のケアに詳しいノンフィクション作家の柳田邦男さんや、終末医療に詳しい金城学院大の柏木哲夫学長らを講師に招く予定。

 JR西の山崎正夫社長は「(死別の悲しみで)悩んでいる事故や事件、災害などの遺族に広く門戸を開放したい」と話している。

 脱線事故の遺族は、互いの不安や苦悩を語り合い、共有する場として「4・25ネットワーク」を結成。負傷者も集いを定期的に開いている。

 講座は来年2月まで。金曜午後6-8時に聖トマス大本館で開かれる。


出典元:中国新聞(2007/8/24)

介護保険サービス、初の利用者減少(YOMIURI ONLINE)

 2006年度の介護保険サービス利用者が前年度より2・3%減り、00年の制度発足後初めて減少したことが23日、厚生労働省の調査でわかった。

 同省では「制度改正により、介護度が軽い人の介護ベッド利用が制限されたことなどが原因」と見ている。

 調査によると、昨年度の介護保険サービス利用者は前年度より10万2800人少ない429万5600人。減った要因の一つが、介護保険を使った福祉用具の貸与制限。制度改正で要介護1以下の人が原則として介護用ベッドや車いすの貸与サービスを受けられなくなった。


出典元:YOMIURI ONLINE(2007/8/24)

病院の借り換えに低利融資(中日新聞)

病院の借り換えに低利融資 介護施設への転換で厚労省


 厚生労働省は23日までに、病院が過去に療養病床建設のために銀行などから融資を受けた借入金の借り換えに、所管の独立行政法人福祉医療機構を通じて低利融資で応じる方針を固めた。

 厚労省は、慢性期の高齢患者が長期入院する療養病床を削減し老人保健施設など介護施設への転換を進めているが、介護保険制度がなかった10年ほど前までは療養病床を推進。このため国の方針に沿って療養病床を造った医療機関の負担を軽減、療養病床の転換を支援することにした。


 負担軽減で老健施設などへの転換が円滑に進めば、患者の受け皿の確保も進展しそうだ。

 福祉医療機構は銀行など民間金融機関からの借入金の借り換えに対応してこなかったが、療養病床建設資金に限り借り換えに応じる。金利も優遇。通常は原資となる財政投融資資金からの借入金利に0・1-0・5%を上乗せしているが、上乗せはしない。借入金利は7月11日現在で年2・1%。

 また同機構が融資した建設資金についても、返済期限を現在の20年から30年に延ばす。

 2008年度に必要な融資原資は320億円程度と見込まれ、08年度予算の概算要求に盛り込む。


出典元:中日新聞(2007/8/24)

お墓の分類

お墓を建てる際、お墓に入る人によって、お墓のタイプも異なります。例えば、両親のお墓を建て、将来自分や自分の子どもが入るお墓や、両親のみが入るお墓、自分だけのお墓などさまざまです。
どんなお墓を建てるとよいのかよく考えましょう。

お墓の分類

●家墓
●両家墓
●個人墓
●夫婦墓
●共同墓

家墓

家族が代々入る一般的なお墓。
家墓は親から子どもへと代々受け継がれていく家族の遺骨を合祀するお墓です。累代墓、代々墓、先祖墓とも呼ばれています。墓石には、「○○家之墓」「○○家先祖代々」「○○家累代之墓」などと刻み、家名はなく「先祖代々之墓」「累代之墓」と刻む場合もあります。家墓は、子どもなど、お墓を承継する人がいることが必要条件です。

両家墓

夫婦それぞれの先祖が一緒に入るお墓。
例えば、一人っ子同士の結婚で、承継するお墓がない場合、家墓として二つのお墓を建てて維持することが難しい場合に、両家墓として一つのお墓を建てて双方の両親を祀ります。墓石に両家の家名を刻むこともできますが、将来の承継者のことを考えて、「先祖代々」「和」「絆」などの名号や題目、好きな言葉を刻むこともできます。

個人墓

一人用のお墓
一人だけの遺骨を納めるお墓のことで、生涯独身の人や、一人でお墓に入りたい人などのためのお墓です。
個人墓は、お墓の承継者がいないため、お墓の管理について永代供養の契約が必要です。他人といっしょに合祀される共同墓とは違って、自分のお墓として供養してもらうことができます。しかし、三十三回忌までなど、墓地によって永代供養の期間が定められているので、期限が来ると他人と一緒に合祀されることになります。

夫婦墓

夫婦二人だけが入るお墓。
個人墓のようなもので、夫婦二人だけが入るお墓のことです。子どもがいない夫婦などのためのお墓です。個人墓と同様に、承継する人がいない場合には永代供養の契約が必要になります。

共同墓

永代供養墓として建てられたお墓を利用するもの。
親しいもの同士で建てる場合もあります。

合祀

複数の遺骨を同じお墓に埋葬することです。
家墓の場合、先祖の遺骨を一つのお墓に埋葬していることから「合祀墓」とも呼ばれます。また、他人と同じお墓に埋葬される共同墓も合祀墓といいます。
お墓は、大きく分けると合祀墓と個人墓の2種類に分類されます。

お墓の承継

お墓を受け継いでいくことを承継といいます。承継者とはお墓を受け継ぐ人のことで、通常、長男が承継者となることが一般的です。もちろん、娘であっても承継することはできますが、墓地によっては、男子しか承継できない規定を定めている場合があります。また、子どもがいない場合には、その親族が承継することもあります。

お墓にかかる費用

お墓を建てる際、墓地の永代使用料、年間管理料、工事費用、墓石費など、さまざまな費用がかかります。また、お墓の建立費のほか、開眼供養や納骨法要の費用も必要になります。
寺院墓地の場合には、檀家になるための費用が必要な場合もあり、お墓を建てるには、それぞれの費用を含めた予算を組む必要があります。

お墓にかかる費用

一般的な費用の相場は、民営墓地の場合では、永代使用料を含め200~300万円とされています。しかし、墓地の場所、広さ、墓石の種類などにより価格には差があります。


墓地の永代使用料
+
墓石建立費用
+
年間管理料
+
開眼供養・納骨法要の費用

永代使用料

お墓を建てる際に必要な永代使用料とは、墓地を代々使用する権利を得るための代金です。
永代使用料は都心ほど高く、郊外の方が比較的安い傾向にあります。また、お墓の区画の広さや、墓地の経営内容によってもさまざまです。
墓地の永代使用料を支払うと、永代にわたって墓地を使用することができますが、契約を解除し、墓地を手放した場合には永代使用料は基本的には返還されないので注意が必要です。

墓石建立費

墓石建立費とは、石材費、加工費、墓地の外柵、カロート(納骨棺)の工事費、墓石、付属品などを含む設置費用のことです。
「墓石建立費一式」として、永代使用料と墓石建立費を含んだ価格設定をしている石材店もあります。
石材店に問合せて総費用の見積りを出してもらって比較検討する方法もいいでしょう。その際には、石材店に出してもらった見積りの項目で分からないことがあれば、確認するようにしましょう。例えば、「○○一式」といった書き方がされている場合もあるので、一式の中身を確認し、追加料金が発生しないよう、予めよく確認が必要です。

年間管理料

墓地を購入すると、墓地の規定による年間管理料を支払う義務があります。この管理料によって水道料金や、墓地の共有スペースの維持管理が行われます。寺院墓地の場合、「護寺会費」「お布施」と呼ばれている場合もあります。
この年間管理料の支払いは、一般的には1年分をまとめて支払います。しかし、墓地によっては数年分をまとめて支払はなければならない場合もあります。また、管理料を支払わなければ、墓地の永代使用権の取り消しになってしまうこともあるので、規定をよく確認してください。

支払いの方法

お墓を建てる費用は、民営墓地によっては、クレジット会社や生命保険会社と提携してローンを取り扱っている墓地もあります。しかし、金利や支払い回数はさまざまです。
ローンを利用してお墓を建てる際、支払い中に契約者が亡くなった場合には、承継者が残りの支払いを引き継ぐことになるので、ローンによっては、契約者が亡くなった場合の支払い義務がなくなるなどの保障を付けているものもあります。

2007年08月23日

お墓を建てるまでの流れ

墓地を探す

お墓を建てる際には、まず墓地を決めます。以前は郊外の墓地に人気がありましたが、最近はお墓参りがしやすいよう、交通・立地がよい訪れやすい場所を選ぶ人が増えています。お墓は購入したあと、お墓参りに何度も訪れるところです。家族や親戚、知人のことも考えて選ぶことが大切です。
墓地は大きく分けて、公営墓地、民営墓地、寺院墓地、公園墓地のタイプがありますが、それぞれの墓地によって永代使用料や規定もさまざまです。自分に合ったお墓を建てるためにも、情報を集め、十分に比較し検討することが大切です。

石材店を決める

石材店は、墓石の販売や加工だけではなく、墓地から販売を委託されているところも多く、また独自に墓地を開発して運営しているところもあります。安心してまかせられる石材店があれば、その石材店に墓地の紹介を依頼することもできます。

お墓が完成するまで
1.墓地の情報収集
事前の情報収集が大切です。募集時期などよくチェックしましょう。
2.予算を決める
予算を検討します。墓地の永代使用料、墓石の費用、工事費用など項目もれに注意しましょう。
3.墓地を決める
永代使用料や、立地条件、規定など契約内容をよく確認しましょう。
4.石材店を決める
指定の石材店がある墓地も多いので確認しましょう。
5.墓石を決める
墓石のデザインなどを決めます。
6.工事の施工
工事期間は通常1・2ヶ月を要します。
7.お墓の完成
仕上がりをよく確認しましょう。
8.開眼供養
僧侶を招いて墓石に魂を迎え入れる儀式を行います。

お墓を建てる時期

お墓を建てる時期や、納骨する時期に決まりはなく、火葬後に、遺骨を自宅に安置しておいても法律的にはなんの問題もありません。しかし、いつまでも遺骨を手元に置いておくことには、一般的にお墓を建てるという慣習から、お墓の建立を急ぐ傾向があります。

お墓を建てる時期の目安

遺骨をお墓に納めることを納骨といいます。納骨は、一般に、お墓がある場合には四十九日の法要の際に行われます。しかし、新たにお墓を建てる場合には、四十九日までに納骨することは難しいでしょう。新たにお墓を建てる場合には、墓地と墓石を購入するだけではなく、カロートや境界石を設置する工事、墓碑の彫刻など、お墓の完成には通常、1・2ヶ月の期間が必要です。
一般に新しくお墓を建てる時期の目安は、葬儀後1年以内として、一周忌法要のときに納骨します。それまでの期間、寺院に遺骨を預けたり、納骨堂を一時的に利用して遺骨を預ける方法もあります。

お墓の生前購入

最近、生前からお墓(墓地)の購入するスタイルも増えています。
ただし、お墓(墓地)の購入には、遺骨が手元にあることや、墓地を購入してからお墓を建てるまでの期限を定めている場合もあるので生前に購入することができる墓地を選ぶ必要があります。公営墓地では、生前購入を認めていないところが多いようです。
また、生前に建てるお墓のことを「寿陵(じゅりょう)」といいます。寿陵は、中国の長寿を願う風習によるもので、縁起がいいこととされています。

【生前購入の主な理由】
●家族に負担がかからない
●自分に合うお墓を建てたい
●お墓は相続の対象にならず、節税になる

法と現実の挟間で苦悩(医療介護情報ネット キャリアブレイン)

 高齢社会の進行で、「胃ろうからの経管栄養」が必要な人が増加し、今後も増えると見込まれる中、その受け入れ先が不足していることが問題になっている。多くの特別養護老人ホームは、医療職配置の体制が整わず、「受け入れたくても受け入れらない」と嘆く。中には違法と知りながらも介護職が経管栄養を行っている事実もあるなど、現場は法令と現実の乖離に悩んでいる。揺れる現場に迫った。


【人材難で必要な援助できず】
 東京都23区内のとある特別養護老人ホーム。施設に入居する高齢者が容態の急変により病院に搬送された。重度の要介護者を抱える特養ではよくあることだ。この入居者が施設に戻ってくることはなかった。決して亡くなったわけではない。病院で手術を受け、「胃ろう」を取りつけたからだ。
 施設ではこれまで、胃ろうを取りつけた人を受け入れたことがない。厚生労働省が定める看護職配置3人以上の施設基準は満たしているものの、「とても現状の配置では胃ろうからの経管栄養に対応できない」と判断したことが理由だ。
 施設で働くケアワーカーたちは戻って来られなくなった入居者のことを思う。「胃ろうを取りつけたとしても、また施設に戻ってきてほしい」。

 経管栄養とは、脳卒中の後遺症などで口から十分な水分や栄養が摂取できない「嚥下(えんげ)障害」の状態の時、管を通して液状食事を注入し栄養補給する方法のこと。経管栄養の注入は在宅で家族が行うことは可能だが、原則「医療行為」であり、医師法第17条や保健師助産師看護師法第31条によって、施設などでは医師や看護師ら医療職のみに許されている。
 経管栄養には、鼻から管を通すものと、腹部の皮膚を貫いて胃または腸に管を通すものがあり、胃に管を通すものが胃ろうである。
 胃ろうを取りつける手術は内視鏡で行う技術が導入されてから容易に行えるようになり、内科医も手術が可能。日本で胃ろう処置を受けた人数は正確に把握することはできないが、器具の出荷メーカーなどによると20~30万人ともいわれており、普及は進んでいるといえる。

 この特養の施設長は日ごろから経管栄養の必要性を痛切に感じてきた。そう感じる理由は、施設に戻れなくなってしまう入居者への気持ちだけではない。
 現在の入居者たちの栄養摂取は、ケアワーカーが口まで食事を運ぶ「食事介助」による。その際、入居者には座位をとってもらわなければならない。しかし特養の入居者の大半は要介護度4以上。1人の食事介助に1時間以上かかることもあり、座位をとる高齢者には大きな負担になってしまう。一方、胃ろうによる経管栄養は、注入の方法にもよるが、早い場合10分間で済む。「口には出さないが、食事介助の限界を感じている家族も多い」(施設長)。
 また、食事介助に長い時間がかかることについて、「労働力の観点からいっても非効率」と施設長は話す。都内の介護施設では、医療職だけでなく介護職の人材不足も深刻な問題。現場の介護職は一人で多くの業務を抱えざるをえず、厳しい勤務を強いられているのが現状なのだ。

 今年8月5日に行われた施設の納涼祭の日。施設長は“意を決して”入居者の家族たちの前に立った。「施設内で胃ろうから経管栄養を行うことを考えていきたい」。家族からはどよめきが起こった。「胃ろうが受け入れられる日がやっと来るのか」。

 施設長は実際に行う方法を探った。当然、看護師の配置を増やすことで対応は可能となる。しかし施設長の試算では、4人用のユニット部屋を胃ろう入居者の専用部屋にするだけで、常勤の看護師があと1~2人は必要になる。今年度の診療報酬改定で一般病棟に7:1の看護職配置基準が新設されたため、病院間による看護師の獲得競争が激しさを増している。「低設定の介護報酬のせいで、介護施設が看護師に出せる給与はどうしても低くなる。これ以上の看護師採用は困難」。施設長はそう言って溜め息をついた。

 それでも胃ろう入居者を受け入れたいとして、普段施設に来て往診してくれる嘱託医にも相談した。「今、勤務するケアワーカーたちが、経管栄養を行う方法はないのだろうか」。嘱託医は首を横に振った。

【必要に迫られ法令違反も】
 「急性期病院でしか勤務経験のない医師の中には、介護現場の現状について知らない人も多く、栄養摂取の観点だけで胃ろうの取りつけ手術を行ってしまう現状がある」。神奈川県で診療所を開業する外科医は、診療所の近くの有料老人ホームに嘱託医としてかかわるようになって、高齢者やその家族たちの苦悩を知った。医師からの説明を受けずに胃ろうを取りつけた高齢者や家族の中には、取りつけて初めて受け入れ先の不足に気づく人もいるのだという。この外科医は、胃ろうの取りつけについて再考せざるをえなくなった。

 厚生労働省医政局医事課の法令係はキャリアブレインの取材に対して、「医師法に定められている以上、介護職による医療行為は認めらない」と話す。さらに、「最終的に判断するのは司法だが」と前置きした上で、「発覚すると場合によっては罰則を課すこともありうる」としている。

 しかし、違法と知りながら、介護職がやむをえず経管栄養を行っている現実もある。東京都社会福祉協議会が2004年に介護職を対象に実施した調査によると、「経管栄養(胃ろうを含む)の栄養剤の注入」を日常的に実施している割合は25.5%にも上った。実施する際に「医師や看護師の指示がある」と回答したのは58.1%だが、指示があったとしても法令では認められていない。自由記述からは、「看護師が足りないのでやらざるをえない」とする回答が多く見られた。

 介護職による経管栄養は法令違反―。そのように規定されている以上、これまでに何らかの処分が下されたことはあるのか。東京都福祉保健局に問い合わせたところ、担当者は、「胃ろうからの経管栄養を行って行政処分を受けた施設介護職はこれまでいない」と話す。医療行為について調査した東社協は、都とかかわりの深い機関。現状を把握しているはずだ。都も黙認しているということなのか。

 日本の高齢化はさらに加速し、それにともない、胃ろうなどからの経管栄養のニーズは今後高まることが予想される。しかし、高齢者の生活の場として役割を期待される特養など介護施設は、現実と法令の狭間で揺れている。
 行政が法令違反を黙認しているという事実がもしあるのならば、行政は現実に即した制度や法令の整備に努めるべきだ。経管栄養を日常的に行っている介護職の64.6%は、実施していることについて「不安」と回答している。

 前述の特養の施設長は、「胃ろう入居者の受け入れについてこれからも時間をかけて検討していく」としながらも、看護師の増員には期待できない。またケアワーカーに経管栄養を行わせることについては、「いくら入居者のためとはいえ、介護職にリスクを負わせることなどできないし、何かあったときに嘱託医に責任がかかってしまう」と嘆く。「入居者のニーズに応えたくても応えることができない。一体特養の役割とは何なのだろう」。施設長はこの日何度目かの大きな溜め息をついた。


出典元:医療介護情報ネット キャリアブレイン(2007/8/23)

医療・介護をテーマに高齢者大会(医療介護情報ネット キャリアブレイン)

医療・介護をテーマに高齢者大会(医療介護情報ネット キャリアブレイン)


 町から村から連帯でひとりぼっちの高齢者をなくそう!-を合言葉にした「日本高齢者大会」が9月17、18の両日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開催される。後期高齢者医療制度を中心にした「医療構造改革」と医療保障、介護保険制度「改革」との対応ほか多彩なプログラムを予定。主催する日本高齢者大会中央実行委員会などは「皆さんの参加と協力で大会を成功させ、豊かな高齢期をともにつくり上げていこう」と呼び掛けている。

 高齢者大会は今回で21回目を迎える。同実行委などは「今年の大会は、高齢者の命と暮らし、平和を守る運動にとって最も大事な時に開かれる。私たちが運動の手を休めれば、社会保障もさらに改悪され、憲法改悪も一気に推し進められる」と指摘している。

 1日目の17日は午後1時に開会され、8つの学習講座と13の分科会に加え、シンポジウムや交流会などを予定。医療・介護関連では、「高齢者の生活をめぐる実態」・「後期高齢者医療・予防重視の医療政策とは」などの学習講座、「医療構造改革と医療保障」・「介護保険制度『改革』との対応」といった分科会が開かれる。船上から基地を視察する移動分科会「横須賀米軍基地の視察」もある。

 2日目の18日は午前9時に開会。全体会に続いて、精神科医で作家のなだいなだ氏が「老人の怒りが、いま大きな力に」と題し、記念講演を行う。

 参加費は、1日間で2,500円、2日間で5,000円。移動分科会と交流会は別途参加費が必要で、移動分科会は500円、交流会は弁当などを含め2,000円となっている。参加等の問い合わせは電話03・3384・6654へ。


出典元:医療介護情報ネット キャリアブレイン(2007/8/23)

今井美樹演技超え信頼(ZAKZAK)

今井美樹演技超え信頼…「象の背中」緊迫の撮影現場


「家族に何かを残したい」の思い胸に

秋元康氏の小説を映画化した話題作「象の背中」(10月27日公開、井坂聡監督)で、余命半年の主役を演じる役所広司(51)と、20年ぶりの映画出演となる歌手、今井美樹(44)。クランクアップ直前の緊迫した撮影現場をルポした。

 東京都調布市の撮影スタジオ。役所が演じる主人公・藤山幸広がホスピスで家族と心を通わす印象的なシーンが撮影されていた。

 スタジオに作られたホスピスの部屋のセット。テラスのベンチで目を閉じている幸広。頬はこけ、やせた首筋が痛々しい。そこに今井演じる妻、美和子が鼻歌を歌いながら現れ、毛布をかける。

 目を覚ます幸広。

 「ごめん、起こしちゃった?」

 「…あぁ、いや」。

 そこで響き渡る監督の「カット!」、「はいOK!」。

 息が合った2人の演技に撮り直しはほとんどない。それにしても鬼気迫る役所の表情。

 「末期がんに侵された男の姿を全身で演じるために10キロ体重を減らした。でもそれが当たり前の役作りというから…」と撮影スタッフ。


「家庭を守る女性の気持ちが分かった」という今井=東京・調布の日活撮影所(クリックで拡大)
 今井も鼻歌のトーンについて自ら監督に確認する入れ込みようで、映画は20年ぶりというブランクを感じさせない。

 息もぴったりの2人。それもそのはず。かねて今井の大ファンという役所は、「撮影が終わるまではCDを聴くのを封印してますから」と言えば、今井は「私も父を亡くしていてこの映画の重さを受け止められないかもと思っていたら、役所さんが私の緊張をスーッと解除してくれた」と揺るがぬ信頼感を打ち明けた。

 今井は私生活では夫、布袋寅泰(45)との間に長女がいる。「家に帰ると現実が待っています。ただ彼女(娘)は歌を歌っている私は理解できても、今は『何のお仕事なの?』っていう感じで、『今はお仕事で違うパパがいるのよ』って話しているんです」と笑わせた。

 家庭と育児の両立をこなしているだけに、仕事に生きてきた幸広の心情の方が理解しやすかったというが、美和子を演じたことで撮影で家庭を守る女性の気持ちも分かったのが「大きい発見」という今井。

 「一番大事な人は私が守っていこうという覚悟を感じています。この作品に出合えてよかった」と言い切った。

 役所は、「余命半年の間、父親として家族に何かを残したい。そう思いながら取り組んでいます」と力をこめた。


★役所広司10キロ減量、ダイエットロケ弁も登場

 10キロ減量で撮影に臨んだ役所。体を気遣い深夜におよぶ撮影はなかったが、「晴れてほしいときは晴れ、雨のシーンでは本当に雨と、こんなにスムーズなのは珍しかった」と撮影スタッフ。

 役所にあやかってか、撮影中にブームだったのがダイエット。約60人に配られるロケ弁のうち15人分はカロリー控えめの「ダイエットロケ弁」が準備された。「“メタボ”が気になる男性に人気でした」(スタッフ)。


★原作は秋元康氏

 『象の背中』…ヒットメーカー秋元康氏による初の長編小説。2005年1月から6月まで、産経新聞に連載された。末期の肺がんで余命半年と宣告された48歳の中堅不動産会社部長・藤山幸広は延命治療を拒否。死に直面する中、これまでの人生で出会った人に自分なりの別れを告げながら、家族との絆を強めていく。

 連載中から幸広が真正面から向き合った「生と死」をめぐり、各方面で話題となった。扶桑社刊。


出典元:ZAKZAK(2007/8/23)

2007年08月21日

永代供養墓の供養や遺骨の安置期間

供養は寺院の宗旨・宗派で

永代供養墓の場合、寺院墓地であっても宗旨・宗派を問わずに受け入れるところが多いようですが、供養はその寺院の宗派にのっとって行われます。 春、秋のお彼岸とお盆の年3回、合同で法要が行われるのが一般的ですが、年に1回の墓地や、毎月行う墓地などもあります。

遺骨の安置期間

ほとんどの墓地では、遺骨を骨壷のまま安置しておく期間に、三十三回忌までというように一定の期限を設けています。しかし、初めから遺骨を土にまく場合や、半永久的に骨壷のまま供養してくれる場合などもあります。供養する期間で費用が何段階かに分かれていて、選べるところもあります。

特集 ~納骨堂選びのポイント~

納骨堂を選ぶときのチェックポイント

□宗旨・宗派を問うか
□供養はどのような形で行われるのか
□納められる遺骨の数
□収蔵の期間、更新の手続きはどうなっているのか
□最終的な遺骨の収蔵、埋蔵先はどのようなところか
□直接遺骨の前に行ってお参りできるのか
□使用料のほかに管理費などの支払いが必要か
□管理、経営状態はしっかりしているか
□施設が老朽化したときなどの修理はどのように行われるのか


●通常のお墓参りはできないことが多い
多くの納骨堂では、水や花、線香などを供え、墓石に向かって拝むといった、通常のイメージのお参りは出来ません。
花を供えたり、線香を手向けるのは共同の参拝所でというところが多いようです。収蔵庫へ立ち入ることも規制されていて、直接遺骨を前にして拝むことができない施設もあります。
永代の納骨を考える場合はおまいりの方法も検討して、自分たちが納得できるスタイル化どうか確認することも大切です。

●管理体制の確認もしっかりと
納骨堂を選ぶときは、墓地と同様、管理、経営状態がしっかりしているかどうかは大きなポイントです。
納骨堂は、建物内に遺骨が収蔵されています。建物であれば当然、老朽化したり、災害で被害を受けることも考えられます。万一の場合に供えた安全対策はとられているか、改修や修理の必要が発生した場合の費用負担はどうなるのか、使用料は修理費用も含めた設定となっているかなど、あらかじめ確認しましょう。


納骨手続の書類

納骨堂に納骨する際にも、お墓に納骨するときと同様に、埋葬許可証が必要となります。
納骨堂に預けておいた遺骨をほかの納骨堂やお墓に移す場合には、改葬の届出が必要です。


新しいシステム

最近では、コンピュータでシステム管理する納骨堂も出てきました。たとえば、直接ここの遺骨にお参りできるようにするため、祭壇で登録カードを通す炉、コンピュータにより遺骨が収蔵庫から自動的に祭壇まで運ばれてくるといったタイプです。
また、なかなかお参りに行けない人のために、インターネットで納骨堂の様子が見られるシステムを取り入れているところもあります。

納骨堂の収蔵期間

納骨堂の収蔵期間は、お墓ができるまで一時的に遺骨を預かる場合や、お墓のように永代にわたって遺骨を収蔵する場合など、施設や契約によって違ってきます。


期間限定契約で更新制

納骨堂の多くは、収蔵期間を1年、3年、10年というように限っています。
その場合、契約満了時には契約更新をして引き続き使用することができます。


永代収蔵

最近ふえているのは、遺骨を永代にわたり収蔵する納骨堂です。ただし、永代といっても収蔵の方法やその期間には違いがみられます。遺骨をずっと個別に収蔵しておくケース、一定期間は個別に収蔵し、その期間を過ぎたらほかの遺骨と合祀して埋蔵するケースなどです。
契約にあたっては、遺骨が最終的に、どこにどのように納骨されるのか、期間や場所、方法を確認しましょう。

納骨堂の主な特徴

遺骨を土に埋葬せず、屋内に収蔵する
屋内なので、風雨にさらされたりすることもなく、手入れ、管理がしやすい
交通至便なところにある施設も多く、お参りしやすい
墓石などが不要なので、お墓よりも安価
収蔵契約は期間をくぎっての更新制
墓石がない、永代契約ではないなどから、改葬が楽
寺院の経営でも宗派不問の場合が多い
お花やお線香を備えられないところも多いなど、お参りのときの雰囲気や満足感に欠ける
建物や施設自体の老朽化や破損の心配がある

2007年08月19日

長崎市で自殺対策シンポ(西日本新聞 )

長崎市で自殺対策シンポ 「話すことで気が楽に」 遺族2人心境語る 支援策で意見交換


自殺の予防や遺族の支援をテーマにした「自殺対策シンポジウムin長崎」が18日、長崎市茂里町の長崎ブリックホールであり、市民ら約500人が参加した。

シンポジウムに先立ち、大村市で昨春発足した遺族会「自死遺族支援ネットワークRe」(山口和浩代表)に所属する女性2人が、家族を亡くして苦しんだことや、同じ境遇の人たちと話し合うことで気持ちが楽になったこと、現在の心境などについて語った。

 この後、シンポジウムでは、山口代表や、特定非営利活動法人(NPO法人)「自殺対策支援センター・ライフリンク」(東京)の清水康之代表ら4人が意見を交換。遺族が悲しみや悩みを打ち明けられる場を広げ、自殺防止のために市民団体や行政が連携して対応していく必要性などを話し合った。


出典元:西日本新聞(2007/8/19)

心のケアできる人材の育成を(宮崎日日新聞)

人生では病気になったり、借金を負ったりすることもある。仕事のストレスを重く感じたり、親しい人を突然失ったりすることもあるだろう。そんな心の闇の中で衝動的に自殺をする人がいる。どうしたら救うことができるのだろうか。重大でかつ急務の課題だ。


本県では昨年、361人が自殺した(県障害福祉課調べ)。10万人当たり31・5人は全国ワースト5位。内訳は、男女比では7対3で男性が多く、年齢別では男性が50代、女性は60歳以上が目立った。地域別では、西諸地域がほかの地域よりも自殺率が高かった。

■交通事故死者の4倍■

 “交通戦争”ともいわれた県内の交通事故死者数は昨年96人。自殺者数はその4倍近く、しかも自殺未遂者は自殺者の10倍以上いるといわれる。世界保健機関(WHO)は、「自殺は、その多くが防ぐことができる社会的な問題である」と明言。県への自殺対策提言書をまとめた県自殺対策協議会会長の石田康・宮崎大医学部教授は「1日に1人が亡くなっている計算で、抜本的な対策が必要」と訴える。

 自殺の背景には、失業・倒産、多重債務といった経済・生活問題、健康や家庭内の問題などさまざまな要因がある。まずは多重債務など経済問題は、弁護士や司法書士と相談し、解決策を探る。また自殺を図った人の多くは、うつ病など精神疾患にかかっているケースが多く、精神科医など専門家の治療を受けるのが重要だ。

 都城市で相談に当たる横山陽二医師=精神科=は「うつ病では自殺衝動がよく起きる。でもそれは短時間のようだ。そのとき家族のことなどを思って立ち止まってほしい。患者は、うつ病が治ったとき、必ず『あのとき死ななくてよかった』と話す」と語り、治療が効果的であることを強調する。

■県に専門部署設けて■

 だが提言書は、うつ病などの経験者の約7割は医療機関で治療を受けていない実態を指摘。市町村や保健所などでのうつ病相談、企業、事業所でのメンタルヘルス相談、それらの機関と専門家との連携の強化を求めている。

 さらに「かかりつけ医」、歯科医、産業医などへのうつ病などについての研修、心のケアができる人材の育成と地域での「身近な相談や語り合いの場」の整備を要望。高齢者に対する家族、地域の「見守り力」の強化や自殺者の遺族のための支援などさまざまな面での課題を提起した。県には数値目標(自殺死亡率など)を設定するなど県民総力戦で取り組むことが重要―と主張、総合的な自殺対策を実施できる専門部署の設置を求めている。

 自殺率が高いのはワーストの秋田県など東北地方が多い中で、本県がワースト5位であることをどのくらいの県民が知っているのだろうか。県内の自殺防止活動グループ「ヘルプラインいのち」の田中亮子代表は「秋田県では県の広報で生活習慣病予防と同じように自殺対策の必要性を掲載している。県民1人1人がその必要性を感じないことには自殺防止につながらない」と県民意識の高まりの大切さを訴える。

 県はネットワークの拠点となるような専門部署を設けることを検討すべきだろう。自殺を意図するサインを見逃さないためにも地域、企業、学校などで気軽に相談できる環境をつくり、専門家との連携の輪を築こう。命のともしびを一つでも消さないために。


出典元:宮崎日日新聞(2007/8/19)

2007年08月17日

「終りよければすべてよし」(Embassy of Sweden)

映画

6月2日(土)よりロードショー
羽田澄子監督 自由工房製作 2006年/129分
岩波ホール
〒101-0051東京都千代田区神田神保町2-1 
TEL: 03-3262-5252 FAX: 03-3239-5799

いま日本の社会で問題になってきていることのひとつに、老後の最終段階となる終末期のケアの問題があります。 すべての人にとって、絶対に避けられないのが死です。しかし自分がどんな死をむかえるかは誰にもわかりません。理想的な死とは、自宅で親しい人に見守られ、安らかな最後を迎えることではないでしょうか。

しかし現在、「富山の射水市民病院の人工呼吸器はずし問題」が象徴しているように、多くの人が病院で延命措置を受けながら亡くなっています。いま日本では病院での死が80%を越え、自宅での死は13%にすぎない状況です。これは進歩する医療に対する信頼が生んだ傾向といえそうですが、現在、長期療養病棟に入院している人の半数近くは、高度の医療は必要ない状態といいます。病院での過重な延命措置は、医療費の問題でもありますが、本当は人間の尊厳を守り、終末期のケアを自宅でできるようにする理念とシステムが出来ていないという、大きな問題を抱えているのです。現在では、往診してくれる医師も少なく、自宅で安らかに最後を迎えるのは、なかなか難しい状況です。2006年4月には「在宅療養支援診療所制度」が設けられましたが、現在この制度は普及率が低く、その医療費の面など様々な問題もあります。

この映画は、日本での在宅や福祉施設での人生終末期のケアの優れた例とともに、オーストラリアとスウェーデンの進んだシステムも取材しました。今回の映画は、医療サイドからの視点でつくった作品で、在宅医療の理念とシステムの問題を中心に取り上げていますが、映画を作りながら、人が生きるためのシステムを可能にするには、看護や介護のサービス、福祉サービスと医療の連携の大切さを感じることにもなりました。さらに、政治は無論のことですが、医師の努力とともに、それを推し進める住民の力が大切なのだと痛感しています。この映画を作ることができたのは、ご本人、ご家族、関係者の方々の信じられないような御協力によるものです。心よりの尊敬と、深い感謝をささげます。

スウェーデン
スウェーデンが国として人生終末の医療にたいして、どのように対応しているかを是非知りたいと思い、社会大臣にインタビュー。その対応としては、スウェーデンでは現在、在宅医療の充実に力をいれていることを大臣は話してくれました。その実状をストックホルム県で取材。かつての長期療養病棟はいまや姿を消し、医療や介護の必要な人の住居となっている様子を「ストックホルムシックホーム」「ストールトルプ老人センター」「ソルベリーガーデン」で紹介。そこでの患者、医師、ナースの姿を通して、ターミナルケアの状況を取材しました。また社会大臣が強調した在宅医療を支える強力なシステム、「ASIH(アシー) - 高度な在宅医療チーム - 」の活動のいろいろな場面を紹介しています。スウェーデンでは医療は基本的には税金で賄われていますが、個人負担もあります。個人負担は国が上限を決めていて、一年に支払う額は僅かです。

スタッフ
製作: 工藤充/演出・ナレーション: 羽田澄子/撮影: 西尾清/整音: 岩橋政志(アオイスタジオ)
ピアノ: 高橋アキ(サティ・ピアノ音楽全集 東芝EMI)/海外インタビュー部分ナレーション:喜多道枝/演出助手・ノンリニア編集: 佐藤斗久枝/コーディネーター: マーフィー洋子(オーストラリア)・藤井恵美(スウェーデン)/翻訳:小林明男・瀬口巴
協力 : ライフケアシステム 総合ケアセンターサンビレッジ医療法人アスムス、バララットヘルスサービス、クレズウィックメディカルセンター、ストックホルムシックホーム、ストールトルプ老人センター、アシーロングブロパーク、ソルベリーガーデン、新潮社、読売新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、NHK厚生文化事業団、日本ホスピス緩和ケア協会

製作・配給 株式会社自由工房
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-1
Tel: 03-3463-7543 Fax: 03-3496-4295
jiyu-kobo@nifty.com

出典元:Embassy of Sweden(2007/8/17)

2007年08月16日

福岡で皆川ヨ子さん葬儀 114年の生涯閉じ(東京新聞)

 114歳で世界最高齢者と認定され、13日に死去した福岡県福智町の皆川ヨ子さんの葬儀が16日、同町の定善寺で営まれた。喪主は4女の太田清子さんと孫の平山美智子さん。

 皆川さんは1893(明治26)年1月4日、福智町生まれ。今年1月に当時114歳の米国人女性が亡くなった後に、英国のギネス・ワールド・レコーズ社が世界最高齢者と認めた。

 福智町の特別養護老人ホーム慶寿園に入所。明るく冗談好きで「ありがと、サンキュー」を口癖に園の行事にも積極的に参加していたが、今年6月ごろから体調を崩し、13日午後、老衰のため園で亡くなった。


出典元:東京新聞(2007/08/16)

2007年08月15日

伝統の京仏壇を紹介(京都新聞電子版)

 京都の職人が手掛けた「京仏壇」だけを掲載するカタログ「MADE IN KYOTO(メードイン京都)」が出来上がった。


制作したのは京都市下京区の「若林佛具製作所」。現在、仏壇市場は外国産に席巻され、京仏壇の出荷量も減少している。カタログづくりは、京都で育った仏壇制作の伝統技術を伝えるため、初めて企画された。
 明治時代初期に作られた最高級仏壇(非売品)のほか、繊細な蒔絵(まきえ)や彫刻などが施された約7500万円の仏壇など約30点を紹介している。48ページ。同社で無料配布する。


出典元:京都新聞電子版(2007/08/15)

遺骨100%の人工石(FujiSankei Business i)

 先祖供養の季節。戸田葬祭場(東京都板橋区)が遺骨の一部を人工石に加工する技術を開発し、今秋から一般へのサービスを開始する。故人を遺族の身近なところでしのぶ供養方法として話題となりそう。


 「遺石(いせき)」と名づけられた供養方法は、遺骨約60グラムをパウダー状に加工した後に、約1500度で熱して、高さ5センチほどの人工石をつくる。人工石は骨でできた位牌(いはい)のようなもので、戒名や経文など、遺族が望む文字を彫り込むことも可能だ。

 子供のいない高齢者世帯の増加、大都市での墓地不足、住宅事情の変化などを背景に、先祖供養の方法は近年、急速に変化している。最近、注目されているのが「手元供養」と呼ばれる追悼方法で、故人のゆかりの品や、遺骨の一部を加工するなどして、遺族の身近なところで供養する。「遺石」もそのような供養方法の変化を背景に開発された。

 戸田葬祭場では3年前に、故人の遺骨を海や山にまく「散骨」のニーズに応えるために、骨をパウダー状にする技術を開発。「遺石」はパウダー状にした骨の一部を、身近に触って故人をしのべるような形で残せないかという発想から作られた。製造工程は現在、特許申請中だ。

 同様の発想をもとにした供養方法としては、遺骨をダイヤモンドに加工して遺族が身につける方法などが知られているが、「遺石」は混合物を入れることなしに、純粋な遺骨だけから製造できる点や、骨をパウダー状に粉骨する工程を含む全工程(約3時間)に立ち会うことも可能。値段は22万円に設定される予定。

 完成した人工石は純粋な遺骨だけで作られるが、骨の成分の違いによって表面が、白系、茶系、緑系のガラス状になるなど、微妙に色合いが異なって仕上がるという。

 戸田葬祭場の村川英信研究開発部長は「大切な人の思い出を、永遠のメモリアルにして身近なところに安置する方法として提案したい。遺族が故人の死を受け入れて、追悼する機会とするためにも、ぜひ、全工程に立ち会っていただけたらと思う」と話している。


出典元:FujiSankei Business i(2007/08/15)

伝統の京仏壇を紹介(京都新聞電子版)

伝統の京仏壇を紹介  下京の会社がカタログ作製


 京都の職人が手掛けた「京仏壇」だけを掲載するカタログ「MADE IN KYOTO(メードイン京都)」が出来上がった。

制作したのは京都市下京区の「若林佛具製作所」。現在、仏壇市場は外国産に席巻され、京仏壇の出荷量も減少している。カタログづくりは、京都で育った仏壇制作の伝統技術を伝えるため、初めて企画された。
 明治時代初期に作られた最高級仏壇(非売品)のほか、繊細な蒔絵(まきえ)や彫刻などが施された約7500万円の仏壇など約30点を紹介している。48ページ。同社で無料配布する。


出典元:京都新聞電子版(2007/08/15)

遺骨100%の人工石…(FujiSankei Business i)

遺骨100%の人工石…「故人」いつも身近に 文字も彫れる 戸田葬祭場が開発

 先祖供養の季節。戸田葬祭場(東京都板橋区)が遺骨の一部を人工石に加工する技術を開発し、今秋から一般へのサービスを開始する。故人を遺族の身近なところでしのぶ供養方法として話題となりそう。

 「遺石(いせき)」と名づけられた供養方法は、遺骨約60グラムをパウダー状に加工した後に、約1500度で熱して、高さ5センチほどの人工石をつくる。人工石は骨でできた位牌(いはい)のようなもので、戒名や経文など、遺族が望む文字を彫り込むことも可能だ。

 子供のいない高齢者世帯の増加、大都市での墓地不足、住宅事情の変化などを背景に、先祖供養の方法は近年、急速に変化している。最近、注目されているのが「手元供養」と呼ばれる追悼方法で、故人のゆかりの品や、遺骨の一部を加工するなどして、遺族の身近なところで供養する。「遺石」もそのような供養方法の変化を背景に開発された。

 戸田葬祭場では3年前に、故人の遺骨を海や山にまく「散骨」のニーズに応えるために、骨をパウダー状にする技術を開発。「遺石」はパウダー状にした骨の一部を、身近に触って故人をしのべるような形で残せないかという発想から作られた。製造工程は現在、特許申請中だ。

 同様の発想をもとにした供養方法としては、遺骨をダイヤモンドに加工して遺族が身につける方法などが知られているが、「遺石」は混合物を入れることなしに、純粋な遺骨だけから製造できる点や、骨をパウダー状に粉骨する工程を含む全工程(約3時間)に立ち会うことも可能。値段は22万円に設定される予定。

 完成した人工石は純粋な遺骨だけで作られるが、骨の成分の違いによって表面が、白系、茶系、緑系のガラス状になるなど、微妙に色合いが異なって仕上がるという。

 戸田葬祭場の村川英信研究開発部長は「大切な人の思い出を、永遠のメモリアルにして身近なところに安置する方法として提案したい。遺族が故人の死を受け入れて、追悼する機会とするためにも、ぜひ、全工程に立ち会っていただけたらと思う」と話している。


出典元:FujiSankei Business i(2007/08/15)

2007年08月11日

メタバーズとメモリス、セカンドライフに仮想墓地(NIKKEI NET)

 仮想空間「セカンドライフ」参入支援のメタバーズ(東京・世田谷)とインターネット関連サービスのメモリス(東京・港)は、セカンドライフにアバター(仮想空間の分身)とデジタルコンテンツを一緒に埋葬できる“仮想墓地”を共同で開設した。物理的な距離に関係なく、リアルタイムに友人同士で故人をしのぶ仮想墓地のニーズがあるとみている。セカンドライフを運営する米リンデンラボから購入した島全体を墓地に開発した。


出典元:NIKKEI NET(2007/08/11)

2007年08月08日

故人への手紙で悲しみ共有(山梨日日新聞)

故人への手紙で悲しみ共有 生きる希望の一助に募集


親しい人を亡くした悲しみを共有し、生きる希望につなげてほしい-。自分らしい最期のあり方を探ろうと学習を重ねている県内の市民グループ「エンディングを考える会」(蒲田裕子会長)が、今月末に計画している最新葬式事情を紹介するイベントに合わせ、「天国への手紙」(故人への手紙)を募集している。期間中、会場に展示して故人を思う気持ちを分かち合い、生きる糧にしてもらうのが目的だ。


イベントは「知って得するフューネラルガイダンス」と題し、八月三十一日-九月二日、甲府・アイメッセ山梨で開く。今年三回目。
 今回は「グリーフ(癒やし)」をテーマに、「天国への手紙」を企画。「手紙を書くことで気持ちに区切りをつけ、さらに公開することで、親しい人をなくした悲しみを共有し、自分は一人じゃないという希望を持ってもらいたい」(同会)という。
 手紙は、亡くなった家族や大切な人にあてたものとし、便せんなどに四百字程度にまとめてもらう。二十五日必着で受け付ける。会場に展示して審査し、最終日には優秀作品の朗読会も開く。
 イベントではこのほか、人形供養祭、尊厳死や家族葬についてのワークショップ、仏事全般の相談コーナーを開設。記録映画「わたしの葬送日記」も上映する。問い合わせは同会事務局、電話055(233)7009。


出典元:山梨日日新聞(2007/8/8)

2007年08月05日

お墓の引っ越し「改葬」急増(東京新聞)

お墓の引っ越し「改葬」急増 自宅近くに移して墓参りの負担軽減


 もうすぐお盆。遠い古里への墓参も、年を取るにつれ体力や経済面での負担が大きくなってくる。ならば、お墓(遺骨)に来てもらいましょうと、住まいの近くにお墓を引っ越す「改葬(かいそう)」を選ぶ人が、都会で増えている。

 「あなた、きょうは天気がよくていいわね」。横浜市鶴見区の販売業、池田清子さん(62)は、夫の墓に話しかけながら水をかけた。

 夫は6年前に急死し、京都府向日市にある実家の菩提(ぼだい)寺に埋葬されていた。3回忌までは京都で法要を営んだが、「2人の娘に将来の墓参りが負担にならないよう」改葬を決めたという。昨年10月、鶴見区内にある、曹洞宗の寺の墓地に遺骨を移し、今年4月の7回忌はここで供養することができた。菩提寺は浄土宗だったが、受け入れてくれた。寺はあっせん業者に紹介を受けた。

 費用は約300万円。それでも、バス15分で停留所そば、という新しいお墓の便利さには代えがたい。池田さんは「京都は遠くてさびしかったと思う。ここなら月命日に会いに来られる」と、ほっとした様子で話す。

厚生労働省によると、全国の改葬件数は2004年度まで年7万件前後だったが、05年度は9万6千件超に増加した。

 改葬は葬祭業者に依頼するのが一般的で、同じ宗派の墓地をあっせんされる。宗派が異なっても受け入れてくれる場合もある。墓石の業界団体「全国優良石材店の会」の加盟店調査によると、93%が「改葬が増えた」と答えている。

 仏事全般を扱う「メモリアルアートの大野屋」でも、05年に120件だった改葬の問い合わせが、昨年は664件に増えた。同社の改葬セミナーには、昨年12月以降480組が訪れた。同社顧客の3割が、改葬の依頼だという。

 改葬需要の高まりに目を付けた企業も現れた。長崎市の建設関連会社「ザ・システム」は、昨年12月に埼玉県熊谷市、今年2月には千葉県市川市に、改葬を前提とした納骨堂を開いた。仏教限定だが、2万円の事務経費程度で宗派は自由に改葬できる。

 同社愛墓(あいぼ)事業部によると「子どもに墓参で迷惑をかけたくない」と、50-60代を中心に月50件の問い合わせがある。これまでに納骨したのは7件だが、首都圏で軌道に乗れば、10年後、提携寺院を全国で300に増やす計画だ。

 改葬の形態には(1)墓石ごと全部(2)一族の遺骨すべて(3)個人の遺骨(4)分骨-の4パターンがあり、大半が(2)のケース。墓石も含めて改葬したい希望が多いが、区画が狭い、霊園の景観基準に合わないなどの理由で、移せない例がほとんどだという。

 改葬には注意点もある。親せきへの事前説明は欠かせない。ほかに、事務手続きなどのため、新旧墓地のある役所や墓地管理者らとの手続きも必要だ。墓地を更地に戻す費用は改葬側の負担、指定石材店にしか頼めないことが多いなどの業界ルールもある。

 費用は新旧墓地のランクや移転距離などにより変わるが、「新しくお墓を建てるより、100万円ほど多くかかる」(大野屋)という。

<一般的な改葬の流れ>
(1)新しい墓地と契約し、墓地使用許可証をもらう
(2)旧墓地管理者(お寺など)に事情を説明し、改葬の了解を得る
(3)旧墓地のある自治体から、改葬許可申請書を受け取る
(4)申請書に必要事項を記入し、旧墓地管理者から埋葬証明をもらう
(5)旧墓地のある自治体に申請書と移転先の墓地使用許可証を提出し、改葬許可証をもらう
(6)魂抜きなどの法要を行い、旧墓地から遺骨を取り出す
(7)新墓地に改葬許可証を提出し、納骨する
※自治体によって書類発行に時間がかかったり、手続きが異なったりする場合があるので確認を


出典元:東京新聞(2007/08/05)

2007年08月03日

がん緩和ケア 地域で推進(WEEKLY NEWS)

研究会、年内にも発足

 がん緩和ケアの推進に地域ぐるみで取り組む「十勝緩和医療研究会」が年内にも発足する。帯広厚生、帯広徳洲会、帯広協会、帯広第一、北斗の各病院長らが世話人(代表世話人・川口勲帯広厚生病院院長)を務め、3日夜の初会合で広く会員を募る。管内の病院・診療所のすべてに対象を広げ、緩和ケアの学習の場とする。将来的には各病院における緩和ケアチームの体制整備などに結び付ける方針。(國井正行)


広く会員募集、勉強の場に
 厚生労働省は、高度がん治療を行う地域拠点医療機関として管内で唯一、帯広厚生病院を指定している。しかし、がん末期患者を対象とした「ホスピス」は管内に未整備で、各病院のチームによる緩和ケアも十分とは言えないのが現状。

 一方で国は、緩和ケアを含む「がん対策推進基本計画」(2007-11年)を策定、これを機に十勝でも緩和ケアを地域全体の取り組みとして発展させることにした。同研究会は6人の世話人を中心に発足準備を進め、顧問には緩和ケアの第一線で活躍する札幌南青洲病院の前野宏院長を迎えた。

 3日夜には管内の医療関係者を対象にした学術講演会を帯広市内で開き、席上、同研究会への参加を呼び掛ける。管内病院・診療所の医師、看護師、薬剤師、ケースワーカーなど緩和ケアにかかわる幅広い職種が対象。今後は講演会をはじめ、症例検討会、市民公開講座などを通して緩和ケアを地域全体で推進していく。正式な発足は今秋以降の予定。

 代表世話人の川口院長は「痛みなど身体症状の緩和や精神的な不安解消など、治療の初期段階から緩和ケアとして支援していける体制づくりが求められている」と地域を挙げた取り組みの重要性を強調。将来的には入院患者ばかりでなく、在宅による訪問看護などへの同ケア導入も視野に入れている。

 代表以外の同研究会世話人は次の通り。(敬称略)

 ▽棟方隆(帯広徳洲会病院院長)菊池英明(帯広厚生病院副院長)早川修(帯広協会病院産婦人科部長)富永剛(帯広第一病院院長)北守茂(北斗病院内科部長)


緩和医療 治癒を目的とした治療が有効でなくなった患者に対する積極的ケア。痛みの緩和に医療用麻薬を使用したり、精神的な苦痛に対する心のケアなどを含む。厚労省の「がん対策推進基本計画」では、緩和ケアチームを育成していくための研修の実施や、地域における緩和ケアの教育・普及啓発の体制整備などを求めている。

出典元:WEEKLY NEWS(2007/8/3)

2007年08月02日

延命措置の説明せず患者死亡(時事通信社)

延命措置の説明せず患者死亡=京都の医師、ALS発症の義母に


京都府長岡京市の男性医師が、筋委縮性側索硬化症(ALS)を発症した義母に対し、インフォームドコンセント(十分な説明と同意)を得ずに人工呼吸器などの延命措置を行わず、義母はそのまま死亡していたことが2日、分かった。
 日本神経学会のALS治療ガイドラインは、人工呼吸器装着の可否は患者本人が決定するもので、医療チームは十分な情報提供が求められるとしている。終末期医療のルールづくりが進む中、患者の自己決定権尊重の流れに一石を投じたともいえ、論議を呼びそうだ。


出典元:時事通信社(2007/8/2)

2007年08月01日

「がんのプロ」養成拠点に(富山新聞)

「がんのプロ」養成拠点に 富山大など北陸3県5大学 治療水準向上へ


富大は三十一日、文部科学省の「がんプロフェッショナル養成プラン」に、金大と福井大、金沢医科大、石川県立看護大を加えた三県五大学で共同申請したプログラムが採択されたと発表した。北陸三県すべてのがん診療連携拠点病院も加え「がんプロネット」を組織し、患者がどこにいても高レベルの治療が受けられる専門医を育成、北陸全体のがん医療水準の向上を目指す。


採択されたプログラムは「北陸がんプロフェッショナル養成プログラム―ICTによる融合型教育システム及び『がんプロネット』の構築―」。ICT(情報通信技術)で各病院を結び、診療データベースの構築や臨床共同研究を行うほか、高度がん医療に関する三つの教育コースを開設する。

 富大、金大、金沢医科大、福井大が実施する専門医師養成コースでは、現行の大学院の授業に加え、四年間にわたって臨床、研究科目をバランス良く修得させる。看護師、薬剤師、放射線技師などが対象の職業人養成コースでは、がんに特化した大学院教育を施す。

 両コースの授業には化学・放射線療法、緩和ケアなどの分野で共通科目が設けられ、がん治療に関する知識を横断的に学べる仕組み。社会人も受け入れる。各診療科で学会認定医や専門医の資格を取得した中堅医師らのスキル向上を目的とした研修(インテンシブ)コースも設ける。

 各コース修了者は「北陸がんプロフェッショナル」に認定、各病院でがんの標準的治療の推進役を担う。

 現在のがん治療は、病院ごとに医師の技術や専門性にばらつきがあり、患者側は病院によって治療法が異なったり、治療が難しいとして転院させられることが負担となっている。

 同養成プランは▽がんの予防と早期発見の推進▽がん医療の均てん化などを施策とした「がん対策基本法」が今年四月に施行されたことを受け、がんに特化した医療専門家を養成する大学を支援する目的で公募された。

 実施期間は二〇一一(平成二十三)年度までの五年間だが、一二年度以降も民間資金の調達を視野に入れ、各大学の負担で教育システムやがんプロネットを継続。NPO法人化も検討する。

 富大は「がんの専門医の養成とともに、現役の医師の再教育も盛り込まれている。各大学が特色を生かし、がん治療のプロを育成できるよう努めたい」としている。


出典元:富山新聞(2007/8/1)